聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2002]

2002年 12月 11日 (水)

ヨハネノ黙示録9:1-21
苦しみと死のわざわい

Ⅰ.第五のラッパ(1-12)
 第五の御使いがラッパを吹き鳴らすと一つの星が天から地上に落ち、底知れぬ穴が開くと二つのことが起こりました。第一に、穴から大きな炉の煙のような煙が立ち上がり太陽も空も暗くなりました(2)。この煙は、暗闇と絶望、死を象徴します。
 第二に、いなごが煙の中から現れました。彼らはさそりの持つような力が与えられました。この力によって額に印を押されていない人間にだけ害を加えました。この苦痛はさそりが人を刺した時のような苦痛でした。苦痛のあまり死のうとしても死ぬことができません(6)。しかし神様の子どもたちは何の害も受けませんでした(4,5)。
Ⅱ.第六のラッパ(13-21)
 第六の御使いがラッパを吹き鳴らした時、四人の御使いが率いる二億の騎兵の軍勢が出て来ました。この馬の頭はししの頭のようで、その口からは火と煙と硫黄が出ていました。このわざわいによって人類の三分の一が死にました(18)。
 それでも生き残った者は悔い改めませんでした。彼らは続けて偶像を崇拝し、不品行や盗みを働くなど昔の生活を捨てることができませんでした(21)。彼らは本当にうなじのこわい者たちです。

祈り:主よ!私と人々がわざわいを通して悔い改めるように助けてくださる神様の導くを悟り、立ち返るように導いてください。

一言:わざわいの後ろにある神様の手


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