聖書別日ごとの糧   >>   ローマ[2023]

2023年 04月 21日 (金)

ローマ人への手紙 5:1-11(1)
義と認められた者の祝福

信仰によって義と認められた者には、どんな祝福が伴うのでしょうか。まず神様との平和を持つようになります。以前は神様と敵対関係だったために、何をしても不安と虚無に勝つことができませんでした。またそのたましいに患難と苦しみが絶えませんでした。しかし今は神様と和解するようになり、内面に本当の平和を受けるようになりました。この平和は最も価値のある宝です。神様と和解した者は、律法の世界から抜け出し、恵みの世界で生きるようになります。また神様の栄光を望んで大いに喜ぶようになります(2)。このような者は患難の中でも、喜ぶようになります。それは患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。

信仰によって義と認められた者は、私たちに向けられた神様の絶対的な愛を確信するようになります。これは、私たちがまだ弱く罪人だった時に、敵対していた時に、神様がまず私たちを無条件に愛してくださったことを知っているからです。神様のこのような愛を知っている者は、自分は弱くても、救いを受けることを確信するようになります(9,10)。それで恐れなく、大胆な生活ができるようになります。



祈り:主よ、信仰によって義と認めてくださり、多くの祝福をくださり感謝します。私が信仰によってこの全ての祝福を受け、神様に栄光をささげる人生を生きるようにしてください。

一言:神様との平和を受けた者



2023年 04月 22日 (土)

ローマ人への手紙 5:12-21(15)
第二のアダム

 私達がイエス様の十字架の恵みを信仰によって受け入れようとする時、一人の死がすべての人を救うことができるのか、あるいは、2千年前に十字架で成し遂げられたことが今日の私にも効力があるのかという疑問を抱きやすいです。パウロは、このような疑問に対してアダムの例をあげて具体的に説明しています。人類の代表であったアダム一人が、神様に不従順な姿勢をとったことによって罪が世に入り、罪は死をもたらしました(12)。モーセの律法以前にも、罪はすでに存在し、人々を死の支配下に置きました(13,14)。アダム一人の不従順の罪がすべての人類に影響を及ぼしました。これは、アダムが人類の代表として創造されたからです。

イエス・キリストの恵みの原理も、これと全く同じです。イエス様は、第二のアダムとして人類の新しい代表として来られました。この第二のアダムは、第一のアダムと違って、神さまに死ぬまで従われました。アダムの不従順がすべての人類に死をもたらしたように、イエス様の義の行動は、すべての人類に神様の賜物であるいのちを満ち溢れさせるようにしました。イエス様を信じる者はだれでも義と認められ、いのちを得るようになります。罪が死の世界で王であったように、神様の恵みは私達の中で王になり、私たちに永遠のいのち(つまり神のいのち)を得させるのです(21)。イエス・キリストの義の行ないは、今日の私たちにまで神様の恵みを与えているのです。



祈り:主よ、主の従順によって今を生きている私が救われるようになったことを感謝いたします。私も主のように従順で、いのちのみわざに用いられるように助けてください。

一言:神様の中での一人の影響力


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