聖書別日ごとの糧   >>   ユダの手紙[2003]

2003年 04月 09日 (水)

ユダノ手紙1:1-7
信仰のために戦いなさい

Ⅰ.神様の恵みを放縦に変える人々(3,4)
 教会に、ひそかに忍び込んで来た人々は本質的に神様の恵みを利用する人々でした。罪を犯しても神様が恵みによって赦してくださるから自由に生きようとし、敬虔な聖徒たちを誘惑しました。またイエス・キリストの神聖と唯一性を否定する人々でした(4)。
 このような人々に対抗して、どのようにして私たちが受けた信仰を守らなければならないのでしょうか。聖徒たちにひとたび伝えられた信仰を守るために熱心に戦わなければならないのです(3)。私たちが受けた恵みは決して安っぽいものではありません。イエス・キリストの尊い血を流して得た高価なものです。それで私たちは福音の敵の正体を知り、断固戦わなければなりません。
Ⅱ.歴史の鏡(5-7)
 何より私たちは信仰を捨てた者たちの最後を知らなければなりません。イスラエルの民がエジプトから救われましたが、信じなかった時滅ぼされたできごとは今日私たちにとって鏡になるのです。
 歴史を無視する者は必ず滅びます。私たちは歴史の鏡を覗き込んで、私たちの中にある不敬虔と不品行を捨てなければならないのです。

祈り:主よ!私が主の恵みを悪用して罪を犯したことを悔い改めます。私が歴史の事件を鏡とし、清く生きます。

一言:恵みを虚しくする者は滅びる



2003年 04月 10日 (木)

ユダノ手紙1:8-16
権威ある者を軽んじ、栄えある者をそしる者

Ⅰ.わきまえのない動物(8-10)
 この人々は自分たちが経験していないもの、理解できないものを無条件批判しました(10)。また権威と栄えを無視し、自分の心にかなうものだけを受け入れ、やりたいことだけをしました。結局彼らは肉体の本能に従って生き、わきまえのない動物の位置に転落しました。
 このような彼らは自由人のようであり、進歩的な人のように見えますが、実際は神様なしに、肉の欲に従って自分勝手に生きようとする人です。
Ⅱ.利益のためにへつらう人々(11-16)
 彼らはまた自分の利益を求める人々です。彼らは利益を求めてカインのように殺人もし(創4:8)、バラムのように偽りの預言もし(民22-25章)、コラのようにそむきもします(民16:1-35)。
 彼らは外側と内側は全く違う人々です。彼らは一つの口で不平不満をもらし、自分の欲望のまま行ない、また自分の利益のためにはへつらって人をほめるのです(16)。しかし神様に逆らい自分の利益だけを求める者は滅ぼされるようになるのです。

祈り:主よ!私が口では自由を話しますが、実際は神様なしに本能のまま生きようとする心があることを告白します。私が神様の御言葉を恐れ敬い、受け入れることができるように助けてください。

一言:自由主義者たちの正体



2003年 04月 11日 (金)

ユダノ手紙1:17-25
最も聖い信仰の上に自分自身を築き上げ

Ⅰ.最も聖い信仰の上に(20-23)
 このように不敬虔な欲望のままにふるまう、あざける人々の中で、信者たちはどのように生きなければならないのでしょうか。
 第一に、最も聖い信仰の上に築き上げなければなりません(20)。
 第二に、霊的な人にならなければなりません(19)。
 第三に、信仰の中心を守り、永遠のいのちを待ち望まなければなりません(21)。
 第四に、疑いを抱く人々、罪の中に生きる人々を憐れまなければなりません(22,23)。このような信仰のために戦う生活は、私たちの力で行なうことはできません。祈り、御霊の助けに頼らなければならないのです(20)。
Ⅱ.唯一の神様(24,25)
 神様は、私たちをこの地の罪から保護してくださり、将来その栄光の御前に立たせてくださる愛と力の神様です(24)。私たちの神様は唯一の神様であり、救い主なのです。
 この神様に栄光、威厳、支配が世々限りなくありますように。

祈り:主よ!罪を語れないのが苦痛であり、告白するのが本当の幸せであることを悟りました。私の罪を告白するので、赦してください。

一言:その土台とはイエス・キリスト(Ⅰコリ3:11)


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