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2005年 12月 19日 (月)

創世記22:1-19
アブラハムの子孫イエス様


Ⅰ.イサクを全焼のいけにえとしてささげたアブラハム(1-10)

 神様がアブラハムを試みるために言われました。「あなたの子、あなたの愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。そしてわたしがあなたに示す一つの山の上で、全焼のいけにえとしてイサクをわたしにささげなさい。」アブラハムは、愛するイサクを全焼のいけにえとしてささげなさい、という神様の御言葉があまりにもむごすぎると思いましたが、その通りに従いました。向かう途中、イサクが「いけにえのための羊は、どこにあるのですか。」と尋ねた時も、心が揺れ動かされませんでした(7)。目的地に到着すると、彼はイサクを縛り、刀で殺そうとしました。アブラハムの従順はとても無謀に思えます。しかし彼は自分の子どもより、もっと神様を恐れ敬う信仰の人でした。

Ⅱ.アブラハムの信仰を祝福された神様(11-19)

 アブラハムがイサクをほふる直前に、神様が主の使いを送って言われました。

「あなたの手を、その子に下してはならない。その子に何もしてはならない。今、わたしは、あなたが神を恐れることがよくわかった。あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しまないでわたしにささげた。」(12)。神様はアブラハムの信仰を認め、彼の子孫によって、地のすべての国々が祝福を受けるようになると約束されました(18)。

 この約束の通りに、およそ二千年前にイエス様がアブラハムの子孫として生まれました。イエス様は約束されたメシヤであり、神様が長い間用意された方です。このイエス様によって、全世界の人々が罪の赦しを受け、霊的な祝福を受けるようになったのです。


祈り:主よ!アブラハム一人によって、地のすべての国々が祝福を受けるようになりました。私も祝福の源としての人生を生きるように助けてください。

一言:地の全ての国々が祝福を受けた



2005年 12月 20日 (火)

サムエル記第二7:1-17
ダビデの子孫イエス様


Ⅰ.大いなる名をあなたに与える(1-11a)

 主が全ての敵を退けられ、ダビデ王が宮中で平安に過ごした時でした。ダビデは、自分が杉材の家に住んでいるのに、神の箱は天幕の中にとどまっていることが心にひっかかって、神様の家を建てようと計画しました。その時、神様は宮を建てようとするダビデの心を受け入れ、大いなる名をダビデに与えると約束されました(9)。

Ⅱ.あなたの王国はとこしえまで続き(11b-17)

 神様は続けてダビデに言われました。「あなたの身から出る世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。彼はわたしの名のために一つの家を建て、わたしはその王国の王座をとこしえまでも堅く立てる。・・・あなたの家とあなたの王国とは、わたしの前にとこしえまでも続き、あなたの王座はとこしえまでも堅く立つ。」この約束は一次的にソロモン王によって成就しました。しかしソロモンは永遠に治めることができず死にました。それでこの御言葉は将来ダビデの子孫として来られるメシヤについての預言でした。イエス様はダビデの子孫としてこの地に来られました。それで人々がイエス様を呼ぶ時、「ダビデの子イエスよ」と呼びました(マコ10:47)。ダビデはいつも神様の導きを受けたことで、神様の御心にかなった人になり、彼の王国はメシヤ王国のモデルになりました。イエス様はダビデのように公平と正義で人々を治めるとこしえの王です。


祈り:主よ!ダビデの子孫として、この地に来られたことを感謝します。私の永遠の王になり、公平と正義で治めてください。

一言:ダビデのような王、イエス様



2005年 12月 21日 (水)

イザヤ書9:1-7
ひとりのみどりご


Ⅰ.大きな光であるイエス様(1-5)

 預言者イザヤは将来お生まれになるメシヤが、人々にとってどんな方になるのかを預言しました。イエス様が誕生される前、ゼブルンとナフタリの地ははずかしめを受けていました。ガリラヤ周辺の地域も、異邦のガリラヤと呼ばれ、無視されました。ところがやみの中にいた民が大きな光を見ました。それは大きな光であるイエス様が主にその地域で活動されたからです。イエス様はその公生涯を主にガリラヤ地域で送り、また弟子たちの大部分がガリラヤ出身でした。私たちももともとやみの中に生活していましたが、太陽の光のようなイエス様によって、明るく望みで満ちた新しい人生を生きるようになりました。

Ⅱ.ひとりのみどりごとして来られたイエス様(6,7)

 預言者イザヤはメシヤとしてお生まれになったみどりごが具体的にはどんな方であるのかを話しています。「ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は『不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君』と呼ばれる。」(6)。みどりごの名前から、みどりごが将来どんな方になるのかを知ることができます。イエス様は不思議な助言者です。イエス様は力ある神です。イエス様は永遠の父です。イエス様は平和の君です。イエス様に全ての人にとって、すべてのものになる方です。私たちがこのイエス様を心に深く受け入れさえすれば、すべての人生の問題を解決することができます。


祈り:主よ!ひとりのみどりごとしてこの地に来られたことを感謝します。私が全ての問題の解決者であるイエス様の御前に、ありのままの姿で出て行きます。

一言:みどりごは力ある神様



2005年 12月 22日 (木)

ルカの福音書1:5-25
メシヤの預言者ヨハネ


Ⅰ.名をヨハネとつけなさい(5-17)

 ユダヤの王ヘロデの時に、ザカリヤとエリサベツという祭司の夫婦が住んでいました。この二人は神様の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行なっていました。この家庭には子どもがいないという深刻な問題がありましたが、任された務めを忠実に担っていました。ある日、ザカリヤはくじに当たって主の神殿にはいって香をたいていた時、御使いガブリエルが彼に驚くべき知らせを伝えました。その内容は、「神様が彼の祈りを聞いてくださり、ヨハネという名の男の子をくださる。」というものでした。ヨハネはメシヤの預言者となり、エリヤの霊と力で数多くの人々をキリストに立ち返らせるのです(17)。

 ザカリヤ夫婦は深刻な人生問題の中でも、黙々と使命に忠実であり、祈りに力を入れました。そのような時、神様は彼らをメシヤの預言者の両親として尊く用いられました。私たちも逆境の時に、忍耐で使命に忠実であるなら、神様が思いがけない方法で救いの御業に尊く用いてくださいます。

Ⅱ.「私のことばは、その時が来れば実現します。」(18-25)

 突然御使いの言葉を聞いたザカリヤは驚いて、否定的な言葉を話してしまいました。すると御使いガブリエルは、彼に子どもが生まれるまでものが言えなくなる「おしの訓練」をさせました。その後、エリサベツは御使いの言葉通りにみごもって、不妊の運命主義を克服することができました。


祈り:主よ!私がザカリヤ夫婦のように最後まで信仰の中心を守り、ヨハネのように多くの人を主に立ち返らせるように助けてください。

一言:主のために用意するのです



2005年 12月 23日 (金)

ルカの福音書1:26-56
いと高き方の子


Ⅰ.名をイエスとつけなさい(26-28)

 エリサベツが身ごもって六ヶ月目に、御使いガブリエルがダビデの子孫ヨセフと婚約をした処女マリヤに言いました。「おめでとう、恵まれた方。・・・あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。」町の処女マリヤに突然あまりにも大きな恵みが臨みました。彼女が産むイエス様は聖霊によって宿り、神の子と呼ばれるのです。

Ⅱ.「信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」(39-56)

 マリヤは御使いに「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」と言いました。マリヤはしもべの姿勢で御使いの言葉に従いました。その後マリヤはカウンセリングを受けるためにエリサベツを訪ねて行きましたが、彼女はマリヤと見るとすぐに聖霊に満たされて大声をあげました。「私の主の母が私のところに来られるとは、何ということでしょう。」(43)。エリサベツの確信に満ちた激励を聞いたマリヤの心には卑しい自分の人生に目を留めてくださった神様に対する賛美が出て来ました(48)。

 イエス様の誕生はマリヤにとって驚くべき恵みになっただけではなく、私たちにとっても驚くべき祝福になりました。聖霊によって宿ったイエス様は唯一の仲介者であり、私たち人間を救うことができるのです。


祈り:主よ!大きな摂理の中でマリヤの体を借りて生まれたことを感謝します。私も霊的な祝福をよく担うことができるように助けてください。

一言:神秘な摂理、驚くべき恵み



2005年 12月 24日 (土)

ルカの福音書1:57-80
救いの角


Ⅰ.彼の名はヨハネ(57-66)

 エリサベツが月が満ちて男の子を産むと、親族は子どもの名前をザカリヤとつけようとしました。ところがエリサベツとザカリヤは御使いの指示に従って名前をヨハネとつけようとしました。するとザカリヤの口が開くと、神様を賛美しました。ザカリヤは試練の時に神様の訓練をよく受けました。

Ⅱ.救いの角、日の出(67-80)

 ザカリヤは聖霊に満たされて神様を賛美しました。「ほめたたえよ。イスラエルの神である主を。主はその民を顧みて、贖いをなし、救いの角を、われらのために、しもべダビデの家に立てられた。・・・この救いはわれらの敵からの、すべてわれらを憎む者の手からの救いである。・・・われらを敵の手から救い出し、われらの生涯のすべての日に、きよく、正しく、恐れなく、主の御前に仕えることを許される。・・・そのあわれみにより、日の出がいと高き所からわれらを訪れ、暗黒と死の陰にすわる者たちを照らし、われらの足を平和の道に導く。」

 ザカリヤは賛美詩の中で、自分の子ヨハネが行なうことよりイエス様を救い主としてくださった神様をさらに賛美しました。イエス様は救いの角となり全ての敵を退けます。同時にイエス様は日の出となり、暗黒と死の陰にすわる者たちにとって大きな光となるのです。イエス様は人々から賛美を受けるのにふさわしい方です。


祈り:主よ!救いの角、日の出になられることを感謝します。このイエス様の前に全ての人生問題を持って出て行くことができるように助けてください。

一言:救いの角、日の出



2005年 12月 25日 (日)

ルカの福音書2:1-14
すばらしい喜びの知らせ


Ⅰ.飼葉おけに寝かせられたイエス様(1-7)

 イエス様が誕生される頃、皇帝アウグストが全世界に戸籍令を出しました。すべての人が住民登録をするために故郷の向かった時、ヨセフも婚約したマリヤと共に故郷であるベツレヘムに向かいました。すでに聖霊によって身重となり臨月になったマリヤは、ベツレヘムで月が満ちて男の子を産み、布にくるんで飼葉おけに寝かせました。宿屋にはいる場所がなく、馬小屋で出産したのです。イエス様はこの地に来られた神様でしたが、もっともみじめな所で誕生しました。

Ⅱ.私たちのためにお生まれになった救い主(8-14)

 イエス様がお生まれになった時、羊飼いたちが夜番をしながら羊の群れを見守っていましたが、主の使いの声を聞きました。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」(10-12)。イエス様の誕生は全世界の民全体のためのすばらしい喜びの知らせです。イエス様は人間の罪の問題を解決するために来られた救い主です。このイエス様の誕生によって全ての人類が罪から解放されました。それで天の軍勢が神様を賛美しました。「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(14)。イエス様の誕生は神様には栄光となり、人々には恵みの中の恵みになるのです。


祈り:主よ!人々を罪から救うために幼子の姿でこの地に来られたイエス様を賛美します。

一言:私を救うために飼葉おけに寝かせられたイエス様


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