聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 01月 04日 (日)

創世記1:6-25
御言葉で創造された神様

Ⅰ.創造の力
 本文には、「神は仰せられた。」という御言葉がくり返されて出て来ます(1:3,6,9,11,14,20,24)。それと同時に、「するとそのようになった。」という御言葉が出て来ます。神様が「大空よ、水の間にあれ。」と仰せられると、そのようになりました。「大空の下にある水と、大空の上にある水との間に区別があるように。」と仰せられると、そのようになりました。全ての創造の御業は、神様が仰せられると、その通りに成し遂げられました。神様は、全てのものを、ご自分の御言葉でお造りになりました。神様は、ご自分の御言葉で、太陽と月を造り、鳥と魚と野の獣をその種類に従って、お造りになりました。神様は、ご自分の御言葉で、無から有を創造されました。神様の御言葉には、創造する力と、変える力があります。神様は今日も、ご自分の御言葉によって、創造の御業、変化の御業を成しておられます。放蕩息子のアグスティーンを聖アグスティーンに変えたのも神様の御言葉であり、残忍な奴隷船の船長だったジョーン・ニュートンを、愛が豊かな福音の伝道師として新しく造られたのも、神様の御言葉です。神様の御言葉に聞き従う人は、神様の助けによって、新しく造られ、力あるわざを行なうことができます。
Ⅱ.創造の目的
 神様が日ごとに創造の御業を成し遂げるたびに、この御言葉がすぐに出て来ます。「神は見て、それをよしとされた。」この御言葉は、創造の目的が神様を喜ばせるためであることを、教えてくれます。被造物の存在目的は、神様を喜ばせ、その栄光を現わすことです。

祈り:主よ!主の御言葉は、必ずその通りに成し遂げられることを信じます。私が不信仰を悔い改め、心から御言葉を受け入れます。

一言:神様の御言葉には力がある。



2015年 01月 05日 (月)

創世記1:26-31
人をお造りになった神様

Ⅰ.神様のかたちを持つ者(26,27)
 人は神様を交わることのできる霊的な存在であり、考えて判断できる理性的な存在であり、高尚な生活を営める道徳的な存在です。これは、神様のかたちに造られたから、です。
Ⅱ.使命の所有者(28-30)
 神様は人間に、「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。」という使命を下さいました。人間には、自然の万物をよく管理しなければならない使命があります。人には、食べて生きることのほかに、使命があることによって、獣とは違い、価値ある人生を生きることができます。
Ⅲ.神様が非常に喜ばれる存在(31)
 神様は人を造られた後、「非常に」喜ばれました。自分は、神様がご覧になる時、満足のいく存在として造られました。自分の外見が他人に劣るからと言って、また、人間条件が他人より良くないからと言って、悲しみ、劣等感を抱いている人々がいます。人が不幸なのは、自分を他の人と比べて見ようとし、相対的な優越感から自分の存在価値を見い出そうとするから、です。しかし、本当の自分の姿は、人と比べて見い出すことができません。私たちをお造りになった神様の御前でのみ、本当の自分の姿を発見することができ、そこにだけ、絶対的な価値を探し出すことができます。そして、その時だけが、本当の喜びと平和を得ることができます。

祈り:主よ!主が非常に喜ばれるほどに、私が尊い存在であることに、感謝し感激です。私が他人と比べ、ちょっと勝るからと言って有頂天になったり、ちょっと足りないからと言って、悲しんだりしません。

一言:私を造り、非常に喜ばれた神様


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