□5月1日 (水)


盲人の目を開かれたイエス様


ヨハネの福音書9:1-7(3)

日毎の糧

 イエス様と弟子たちは道の途中で、生まれたときから目の見えない人を見かけました。弟子たちは、「この人が盲目で生まれたのは、誰が罪を犯したからですか。」と尋ねました。彼らは生まれつき盲目の人の状況を罪の帰結として、運命的に考えました。しかし、イエス様は答えられました。「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。この人に神のわざが現われるためです。」イエス様は、創造主の権威と摂理を信じる信仰の目で、盲目の人をご覧になりました。不幸としか思えない状況が、イエス様によっては神様の栄光を現わす機会に用いられました。私たちも、イエス様のように、信仰の目で自分と世の中を見るとき、全てが神様の栄光を現わすために用いられることを知り、どんな状況でも希望を持つようになります。

 イエス様は、ただ御言葉で盲目の人の目を開くこともできました。しかし弟子たちが見ている前で、地面に唾をして泥を作られ、その泥を盲人の目に塗り、「行って、シロアムの池で洗いなさい。」と言われました。盲人はイエス様の御言葉に従ったので、見えるようになりました。解決できない問題に直面した時、人は環境や条件のせいにすることがあります。しかし、イエス様は、今ご自分にあるもので、驚くべきことを行なわれました。人には不可能なことでも、神様には限界がありません。心と信仰さえあれば、いくらでも神様は栄光を現わすために戦ってくださいます。



祈り:主よ、あらゆる恵みも試練も、主の栄光が現わされるために用いられることを悟ります。どんな悪条件の中でも、信仰によって試練に打ち勝ち、聖霊様の助けにより、熱心に働けるように助けてください。

一言:栄光が現されるために

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧