聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 01月 13日 (火)

創世記5:1-32
神様と共に歩んだエノク

 神様はアダムを創造された時、神に似せて彼を造り、男と女とに彼らを創造されました。彼らが創造された日に、神様は彼らを祝福して、その名をアダムと呼ばれました。アダムには二人の子ども、アベルとカインがいましたが、兄カインのねたみによって、弟アベルは殺されてしまいました。しかし、アダムの歴史はそれで終わりませんでした。神様は、アベルの代わりにセツをお与えになり、救いの御業が断ち切られないようにされました。セツの子孫からエノシュが生まれ、神様の御名によって祈ることを始めました(4:26)。アダムの子孫の特徴は長寿だという点です。一番の短命と言われるレメクでさえ、七百七十七年(31)で、それ以外は、おおむね九百年を越えています。しかし、中には例外もいます。エノクの一生は三百六十五年でした(23)。しかし、彼は「神様と共に歩む」生活をしていました。絶望の時代、罪の文化がはびこる時代の中でも、エノクは神様を恐れ、神様の御言葉に従って歩む生活をしていました。彼の敬虔な生活は、神様の目にとまりました。神様が彼を取られたので、彼は死を見ることなくいなくなりました(24)。彼は旧約聖書の中で、死の苦しみを味わうことなく天の御国に入った二人のうちの、一人です。「信仰によって、エノクは死を見ることのないように移されました。神に移されて、見えなくなりました。移される前に、彼は神に喜ばれていることが、あかしされていました。」(ヘブ11:5)と証しされています。このエノクの生き方は、私たちクリスチャンに希望与える御言葉でもあります。罪の文化が発達しているこの時代、信仰によって生きることが、人々の目には愚かなことのように見える時があります。しかし、私たちは死を味わうことなく、日々御言葉に従って、神様に喜ばれる生活をすべきです。その時、神様の祝福を受けるようになります。

祈り:主よ!時代がどうであれ、希望のともしびを消されない神様を知るようにしてくださり感謝します。私たちもこの時代に、敬虔な心で、神様と共に歩むことができるように、助けてください。

一言:神様に喜ばれる生活、神様と共に歩む生活


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