聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 01月 17日 (土)

創世記9:1-7
ノアに警告の御言葉を話された神様

Ⅰ.ノアを祝福された神様(1-3)
 神様はノアと、その息子たちを祝福されました。これは、「生めよ。増えよ。地に満ちよ。」ということでした。また、全ての生物を支配し、治めるように言われました。そのために、全ての動物に、人間に対する恐れを植えられました。また、生きて動いている物が食べられるように、許可されました。さばくことは、神様の本心ではありません。神様は、何としても、人間を祝福しようとされる方です。
Ⅱ.命を尊く思われる神様(4-7)
 神様はノアを祝福されながらも、二つの警告をされました。第一に、獣の肉を食べる時に、そのいのちである血のあるままで食べてはならない、ことです。第二に、人の血を流してはならない、ことです。血を流す者は、神様が必ずいのちの血を捜すと、警告されました。肉体の命は血にあります(レビ17:11)。神様は命を尊く思われます。特に、人の命を尊く思われます。なぜなら、神様が、ご自分のかたちに似せて、人を造られたからです。今日では、人の命の尊厳は地に落ちてしまいました。人権を蹂躙し、むやみに人を傷つけ、殺します。これは、人が神様のかたちに似せて造られたことが分からずに、引き起こした悲劇です。クリスチャンは、何よりも、人の命を尊く思い、人を傷つけてはいけません。

祈り:主よ!命の尊厳が地に落ちた時代に、お金や名誉や、他のどんなものよりも、人を尊く思う価値観を持たせてください。

一言:一人の命は天と地よりも尊い



2015年 01月 18日 (日)

創世記9:18-29
永遠の契約をお立てになった神様

Ⅰ.契約のしるし、虹(8-17)
 神様は、「もはや大洪水が地を滅ぼすようなことはない。」と約束されました。そして、そのしるしをお立てになりました。13節をご覧ください。「わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それはわたしと地との間の契約のしるしとなる。」神様は、この契約を、永遠の契約とされました。ノアは、雨が降った後、きれいに輝く虹を見るたびに、洪水に対する恐れが消え、神様の大きな愛を悟ることでしょう。神様は後に、イエス・キリストの血によって、永遠の契約をお立てになりました(マコ14:24)。誰でも、この契約を信じる者は、さばきから逃れ、永遠のいのちを得ます(ヨハ3:16)。それで、クリスチャンは世の終わりと、最後のさばきの日を恐れません。代わりに、十字架につけられたイエス・キリストを仰ぎ見るたびに、神様の大きな愛を覚えます。
Ⅱ.お酒に酔ったノア(18-29)
 ノアは試練の日に、一人で信仰の中心を守り、当時は、全き人として生きました。しかし、救いの恵みを受けた後、お酒に酔い、醜態をさらすことで、子孫たちに大きな失態を及ぼすようになりました。酒は、人を駄目にします(箴23:31,32)。ハムは父親の裸を見て、父親の醜態を兄弟たちに暴露しました。これによって呪いを受け、兄弟たちの奴隷になりました。他人の醜態を暴露して楽しむのではなく、担って上げなければなりません。

祈り:主よ!契約のしるしとして、イエス様の十字架を許してくださり、感謝します。私が十字架を仰ぎ見て、敬虔な生活をします。

一言:永遠の契約


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