聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 01月 21日 (水)

創世記12:1-9
アブラムを召された神様

Ⅰ.アブラムを召された神様(1-3)
 神様はアブラムに、「あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て」、神様が示す地へ行きなさい、と仰せられました。それに加えて、神様は祝福を約束してくださいました。その祝福とは、第一に、大いなる国民とし、第二に、彼の名を大いなるものにし、第三に、彼の名が祝福とならせることでした。神様は、望みのない人生を過ごしていたアブラムを祝福して、祝福の源とし、全ての国々の民を救おうとされます。ここで、神様の召されには、両面性があることが分かります。すなわち、神様は召された人を祝福し、更に進んで、その人を、人類を救う御業に用いようとされます。この頃は、神様を信じ、自分の祝福だけを求める利己的なクリスチャンたちが多くいます。しかし、神様は、私たちが祝福を受けるだけではなく、祝福の源になることを、願われます。私たちが、生まれ故郷、父の家を出ようとする時、そこには、多くの痛みがあります。しかし、神様の召されに従う時、祝福の源になることができます。
Ⅱ.御言葉に従って行ったアブラム(4-9)
 アブラムは神様の御言葉に従って行きました(4)。アブラムは、神様に召された時、自分がどこに行くのかを、知りませんでした(ヘブ11:8)。当惑し、不安でした。しかし、彼を祝福し、祝福の源として立てる神様の約束を信じ、聞き従いました。

祈り:主よ!望みのない人生を過ごして来た私を召され、祝福の源として立て、世の人々を救おうとされることを、感謝します。私は、約束の御言葉を堅くつかみ、従います。

一言:召されの望み



2015年 01月 22日 (木)

創世記12:10-13:18
持ち物の訓練を受けるアブラム

Ⅰ.エジプトに下って行ったアブラム(12:10-13:4)
 アブラムは神様に従って、約束の地に滞在しましたが、この地に激しい飢饉がありました。それで、アブラムは、エジプトに下って行きました。ところが、そこで、彼は美しい妻によって、恐れに捕らわれました。それで、自分の妻を、妹だと偽りました。その結果、パロ王に自分の妻を奪われるようになりました。しかし、神様がパロに災いを下し、サライを救ってくださいました。パロを通して、多くの持ち物をくださいました。神様は、約束通りに、アブラムを助けてくださいました。それで、アブラムは不信仰を深く悔い改めて、最初に祭壇を築いた所に帰り、祭壇を築いて新しく出発しました(4)。
Ⅱ.地を譲ったアブラム(13:5-18)
 エジプトでのことを通して、神様の助けを体験したアブラムは変わりました。神様の祝福によって、アブラムとロトの持ち物が豊かになると、二人の家畜の牧者との間に争いが起こりましたが、その時、アブラムはロトに良い地を譲りました。アブラムがこのようにできたのは、持ち物より血縁をもっと愛し、神様の約束と祝福を信じたからです(14-17)。自分の利益だけを求める人は、いつも他人を傷つけ、神様の悪口を言います。結局、その人は全てのものを失うようになります。しかし、神様の祝福を信じ、信仰によって譲る人は、神様の祝福を受け、約束の地を相続するようになります。

祈り:主よ!持ち物のために、人と争うことより、主の約束と祝福を信じ、譲る生活をします。

一言:祝福の源は一つ


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