Ⅰ．名前を変えてくださった神様(1-8，15-22)
　アブラムは、ハガルからイシュマエルを得た後、十三年間の間、神様の約束も忘れ、自己満足の生活をしていました。十三年間、耐え忍んで来られた神様は、ついにアブラムに訪ねて来られ、彼の不信仰を咎められました。そして、彼が多くの国民の父となることを仰ぎ見て、彼の名前をアブラハムに改名してくださいました。「アブラム」とは、「高尚な父」という意味であり、「アブラハム」とは、「多くの国民の父」という意味です。神様は、アブラムが「高尚な父」としての小市民的な人生を清算して、「多くの国民の父」として、
人類の救いの御業に用いられる人生を生きるように助けてくださいました。また、サライの名前もサラ、すなわち、「多くの国民の母」に、直してくださいました。遠い後代を仰ぎ見て、全人類を抱いて仕える、歴史的で、世界的な人に育てようとされました。神様は、私たちが小市民的に生きることを願われません。世界を抱き、全ての国民に仕える牧者であり、祭司になることを願われます。
Ⅱ．割礼を受けさせた神様(9-14，23-27)
　神様は、アブラハムが割礼を受けるようにと、求められました。割礼は、神様との契約のしるしです。神様の契約を、肉に刻むのです。神様は、肉に契約を刻んでくださることで、神様の大いなる望みを、永遠に覚えるようにしてくださいました。アブラハムは、その日のうちに、聞き従って、割礼を行ないました。

祈り：主よ！私が小市民的な生活を夢見て来た罪を悔い改めます。私の内側の人を変えてくださり、多くの国民の父として立ててください。

一言：多くの国民の父