聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 03月 04日 (水)

創世18:1-15
子牛でもてなしたアブラハム

Ⅰ.天の御使いをもてなしたアブラハム(1-8)
 神様が二人の御使いと共に、旅人の姿でアブラハムのもとに訪ねて来られました。アブラハムは、自分の天幕に訪ねて来たお客さんの所に走って行き、丁重にもてなしました。そして、肥えた子牛をほふって、豊かにもてなしました。何としてでも、お客さんを喜ばせようと、心を尽くして、仕えました。ところが、知らないうちに受け入れた彼らは、神様と御使いたちでした。アブラハムは、日頃、お客さんを熱心におもてなしをしていて、神様をもてなすようになったのです。アブラハムは今、自分の家を通って行くお客さんでも招いて、心を尽くして仕える人になりました。お客さんをもてなす姿を見れば、その人の内面がどうであるのかが、分かります。けちな人は、お金がたくさんあっても、心がけちであり、喜びと余裕がありません。しかし、人を愛し、仕えるのを好む人は、貧しくても、その心は豊かです。神様は、このような人々を祝福し、他の人に仕える物を、いつも供給してくださいます(Ⅱコリ9:8)。
Ⅱ.主に不可能なことがあろうか(9-15)
 豊かなおもてなしを受けた神様の御使いたちは、神様の約束通りに、時が来ると、サラには男の子ができている、と予告しました。その言葉を、うしろの天幕の入口で聞いていたサラは、自分の現状を考え、心の中で笑いました。しかし、神様はサラの不信仰を咎め、信仰を植えてくださいました(13,14)。

祈り:主よ!私が、今までけちな心で、生きて来た罪を悔い改めます。これからは、お客さんをもてなすのに力を入れ、信仰によってのみ、生きます。

一言:知らないうちに、天の御使いをもてなしていた人々



2015年 03月 05日 (木)

創世18:16-33
アブラハムの友になった神様

Ⅰ.隠さずに話される神様(16-21)
 神様は、アブラハムに置かれた御旨と望みとを、話されました。神様は、アブラハムが強い国を作り、彼の子孫たちに神様の義と公正を守らせようとされました(19)。そして、神様はアブラハムとその国を通して、全ての国々を救おうとされました。それだけではなく、神様の義と公正を捨てたソドムとゴモラをさばく、と言われました。友には、全ての秘密を、みな話すものです。神様は、アブラハムを友とされ、ご自分がしようとされることを、全て話してくださいました。神様が成し遂げられることが分かるのは、信じる者たちに与えられた最大の特権です。イエス様は、弟子たちをしもべとは言わずに、「友」と言われました(ヨハ15:14)。私たちはみな、神様の同労者です。聖霊によって、神様の深い御旨を知ったからです(Ⅰコリ2:10)。
Ⅱ.とりなしの祈りをするアブラハム(22-32)
 「ソドムとゴモラをさばく」という知らせを聞いたアブラハムの心は、重くなりました。ソドムとゴモラの罪をよく知っているし、また、そこには、甥のロトがいたからです。それで、アブラハムは、神様がさばこうとされる望みのない民を抱いて、とりなしの祈りをささげました。正しい人が十人いれば、ソドムとゴモラを救うという、神様の約束を受けるまで、切なる思いで、最後まで祈りました。

祈り:主よ!罪深い、この時代に、私を選び、友としてくださり、感謝します。私が、主がなさることに関心を抱いて、祈ります。

一言:神様の友


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