聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 03月 08日 (日)

創世21:1-21
約束を成就された神様

Ⅰ.約束を成就された神様(1-7)
 神様が子どもをくださると約束されてから二十五年の歳月が流れました。神様は、その約束された通りに、サラを顧みて、サラは神様の言われたその時期に、年老いたアブラハムに男の子を産みました。著者は、「約束されたとおり」、「神様が言われたその時期に」、その約束を成就されたことを、強調しています。その時の、アブラハムとサラの喜びはどうだったのでしょうか。「聞く者はみな、私に向かって笑うでしょう。」(6)。神様は、この老夫婦が思う存分笑わせてくださいました。アブラハムは、去る二十五年もの間、天路歴程のような信仰の道を歩んで来ました。このような過程を通して、彼の信仰は黄金のように精錬されました。そして、今は、約束の子イサクを産んで、喜びが満たされるようになりました。彼は、結局信仰を得るようになっただけではなく、信仰の実であり、勝利と喜びの実であるイサクを得るようになったのです。
Ⅱ.イシュマエルを追い出された神様(8-21)
 サラは、イシュマエルがイサクをからかっているのを見て、すぐに追い出すようにと言いました。アブラハムは非常に悩みましたが、神様も、「サラの言う通りにしなさい。」と仰せられました。アブラハムは人間の情を断ち切って、翌朝早く、ハガルとイシュマエルを追い出しました。その時、神様は彼らを繊細に顧みられ、アブラハムの信仰は、さらに純粋なものになって行きました(13-21)。

祈り:主よ!信仰によって生きる者を、時になって祝福してくださることを信じ、感謝します。私が神様の時を待ち、最後まで、信仰によって生きるように、助けてください。

一言:真実な神様



2015年 03月 09日 (月)

創世21:22-34
永遠の神様

Ⅰ.和解を求めたアビメレク(22-32)
 そのころ、アビメレクとその将軍ピコルが、アブラハムと和親条約を結ぶために、訪ねて来ました。その理由は、アブラハムが何をしても、神様が共におられるのを、見たからです(22)。アブラハムは、その時、アビメレクのしもべたちが自分の井戸を奪い取ったことに対して抗議して、井戸の所有権を確実なものにした後に、不可侵条約を結びました。アブラハムは今、世の権力を握った者たちに対しても、彼らがまず、和解を求めるほどの、影響力を持つようになりました。
Ⅱ.永遠の神様(33,34)
 アブラハムがアビメレクと和親条約を結んだ後、ベエル・シェバに一本の柳の木を植えました。そして、その所で永遠の神様の御名によって祈りました。「永遠の神、主」とは、アブラハムの体験した信仰告白です。アブラハムはイサクを得た出来事と、アビメレクと和解をするようになった出来事を通して、神様が歴史の中で生きておられ、その選ばれた者と共におられる方であることを、人格的に深く体験するようになりました。とこしえまでに生きておられる神様の、真実な愛を深く感謝するようになりました。彼は多くの出来事を、そのまま過去のものとして考えずに、その中で、生きておられる神様に出会い、記念しました。アブラハムの信仰は今、永遠の神様にまで、及ぶようになりました。

祈り:主よ!主は、永遠に生きておられ、選ばれた者たちと共におられる神様であることに感謝します。私が、永遠の主の中に信仰の根を深く下ろせるように、助けてください。

一言:永遠の神


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