聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 05月 01日 (金)

創世28:1-22
一人のようでも

 ヤコブは兄エサウを避けて故郷を離れ、ハランに向かっていました。ある所に着いた時、日が沈みました。彼はそこで夜を明かすために、その所の石を取り、それを枕にして、そこで横になりました。その時、ヤコブは一人ぼっちでした。行く末は分からず、将来は不安なだけでした。しかし、その時に、主なる神様、アブラハムの神様、イサクの神様が彼に現れました。そして、彼と共におられると、言われました。ヤコブは、自分は一人だと考えていましたが、神様は彼と共におられ、彼に対する偉大な計画を持っておられました。
 第一に、ヤコブが横たわっているその地を与えようとされました。「わたしはあなたが横たわっているこの地を、あなたとあなたの子孫とに与える。」(13)。ヤコブは、自分が横になっている地は、そのまま通り過ぎる地だと思っていたかも知れませんが、主なる神様は、その地をヤコブと、その子孫に与えると言う、計画を持っておられました。第二に、地上の全ての民族は、ヤコブによって祝福されます(14)。ヤコブは今、自分の生存を心配する立場であり、また、彼は兄をだまし、苦しめ、その罪によって逃亡していましたが、神様は、彼の子孫が地のちりのようになり、地上の全ての民族が祝福を受けるようになる、という計画を持っておられました。第三に、ヤコブは一人ではありませんでした。「わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、・・・」(15)。ヤコブは、自分が一人であるかのように思いましたが、神様は、いつでも彼と共におられ、どこに行っても、彼を守ってくださいます。

祈り:主よ!私が一人だと思っていましたが、その時にも、神様が私と共におられることを信じます。

一言:わたしはあなたとともにあり


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