聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 05月 04日 (月)

創世30:25-43
報酬がもらえない時

 十四年が過ぎた後、ヤコブは伯父ラバンと報酬の契約を結びましたが、その内容は次の通りでした。「ぶち毛とまだら毛のもの全部、羊の中では黒毛のもの全部、やぎの中ではまだら毛とぶち毛のものを、取り出してください。そしてそれらを私の報酬としてください。」(32)。ところが、ラバンは、自分のやぎと羊の中で、ヤコブが話していたものは全て取り出しました。そして自分の息子たちの手に渡してから、自分とヤコブとの間に三日の道のりの距離を置きました。遺伝的には、このような種類の羊とやぎが生まれることは、到底できませんでした。ラバンはヤコブに報酬を与えようとはしませんでした。ヤコブはただ熱心に働かされ、正当な報酬がもらえない状況でした。
 その時、ヤコブはラバンを恨んだり、自分の身の上を嘆いたりせずに、その状況を刻するために、最善を尽くしました。ポプラや、アーモンドや、すずかけの木の若枝で、望んだまだら毛の羊を得ようと試み、その結果、大きな成功をおさめました。ヤコブの行動と結果は、科学的に説明するのは難しいことです。これは、主が彼の信仰を祝福してくださった、ことです。主が彼の労苦の報酬をくださいました。私たちが、自分の利益だけを求める人々の中で生きている時、それぞれの労苦に対する正当な報酬がもらえない時があります。そのような時、人々を恨んだり、自分の身の上を嘆いたりもします。でなければ、自暴自棄にもなります。しかし、主が共におられることを信じて、最善を尽くすなら、主が恵みをくださいます。正当な報酬をくださいます。

祈り:主よ!私が報酬をもらえない時、放棄せずに、信仰によってチャレンジするように、助けてください。

一言:信仰によって、チャレンジしよう


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