聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 05月 07日 (木)

創世32:1-32
誰も自分を助けてくれない時

 神様の助けによって、ヤコブは故郷に帰ることになりました。そこで、ヤコブは兄エサウに、前もって使者を送りました。ところが、兄エサウがヤコブを迎えるために四百人を引き連れてやって来る、という知らせを聞いて、ヤコブは非常に恐れ、心配しました。兄との問題が、まだ解決されていなかったからです。その時、ヤコブは神様に切に祈りました。そしてエサウのために、多くの贈り物をしようとしました。ヤコブは恐れが消えないまま、一人ヤボクに至りました。
 すると、ある人が現れて夜明けまでヤコブと格闘しました。ところが、その人は、ヤコブに勝てそうになかったので、ヤコブのもものつがいを打ちました。それでヤコブは、その人と格闘しているうちに、もものつがいがはずれました。今、ヤコブは自分の力では立つことができませんでした。夜が明けるために去ろうとする人に、ヤコブは言いました。「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」ヤコブは努力家で、熱心に自分の力で欲しい物を手に入れて来ました。しかし、今彼は、神様の憐れみを求めています。
そこで、その人はヤコブの名前を、「イスラエル」(あなたは神と戦って勝ったからだ。)と変えました。ヤコブに取って、神様は光となり、救う方になりました。ヤコブは今、神様に頼る人生を歩むようになりました。

祈り:主よ!誰も私を助けてくれない時、私が主にすがり、主に頼って生きるように、助けてください。

一言:神様だけが私を救う方


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