聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 07月 03日 (金)

創世記38:1-30
ユダの罪

 ユダは兄弟たちから離れて行き、ヒラというアドラム人の近くで天幕を張りました。そこでユダは、カナン人でシュアという名の娘に恋に落ち、結ばれました。彼女は身ごもって、三人の男の子を産みました。ユダは長子エルにタマルという妻を迎えました。ところが、長子エルは主を怒らせてしまったので、主は彼を殺しました。次男オナンが代わりにタマルを娶りましたが、罪を犯したため、殺されてしまいました。二人の子どもを失ったユダは、タマルを実家に帰らせました。そして、シェラが成人するまで待つように、と言いました。ところが、ユダは、シェラが成人したにも関わらず、タマルにその約束を果たしませんでした(14)。そこで、タマルは遊女の格好して、ユダに近づいて行きました。ユダは一頭の子やぎとひきかえにタマルを買ってしまいました。そして、子やぎを上げるしるしとして、「印形とひもと、杖」をタマルに預けました。ユダは遊女からしるしを取り戻そうと、子やぎを友人に託して、捜させましたが、彼女を見つけることができませんでした。三カ月して、ユダに、「タマルが売春をし、その売春によってみごもっている。」という知らせる者が現れました。ユダはタマルを呼んで追求しました。
 すると、タマルはユダがあずけた品々を見せて、「これらの持ち主によって、私は身ごもったのです。」と答えました。するとユダは言いました。「あの女は私よりも正しい。私が彼女を、わが子シェラに与えなかったことによるものだ。」タマルの取った行動は決して、赦されることではありません。それでも、ユダは謙虚に自分の過ちを認め、罪を悔い改めました。神様は、このユダを、救いの御業に尊く用いようとされます。このユダの子孫から、救い主イエス様がお生まれになりました。

祈り:主よ!私は弱く、罪深い人間です。しかし、この弱い私でも、神様が用いてくださり、感謝します。日々、悔い改めることによって、新しくしてください。

一言:弱い人を用いられる神様


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