聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 07月 04日 (土)

創世記39:1-10
ヨセフと共におられる主

 ヨセフはエジプトに連れて行かれ、パロの廷臣で侍従長のボティファルの家に売られて行きました。ヨセフは高貴な家の子どもから一転し、みじめな奴隷になってしまいました。今、ヨセフには知り合いもなく、信じて頼れる人もいませんでした。しかし、その絶望の状況の中で、神様だけはヨセフと共にいてくださいました。「主がヨセフとともにおられたことで」(2a)。神様は、ヨセフが父の家にいた時も、エジプトの地で、みじめな奴隷になった時でも、変わることなく、共にしてくださいました。その時、ヨセフは成功者になりました。ヨセフが任されたことはみな、成功しました。その主人は、主が彼と共におられるのを見て、また、主が彼のするすべてを成功させてくださるのを見て、ヨセフに恵みを施しました。幼い外国の奴隷をその家の管理者とし、彼の全財産を彼の手にゆだねました。すると、主はヨセフのために、そのエジプト人の家を祝福され、その家と野にある全財産の上に、主の祝福がありました。このように、主が共におられる人は、どんな状況でも、成功し、祝福のみなもとになることができます。
 ヨセフは体格も良く、美男子だったので、主人の妻は毎晩、「私と寝ておくれ。」と誘惑して来ました。しかしヨセフは、「どうして、そのような大きな悪事をして、私は神に罪を犯すことができましょうか。」(9b)と言って、断固拒絶しました。ヨセフは、自分と共におられる神様の恵みを忘れませんでした。自分も、神様と共にいる生活をしようとしました。

祈り:主よ!私が、どんな状態の中でも、主が共におられることを信じ、罪に打ち勝つように助けてください。

一言:主が共におられる人



2015年 07月 05日 (日)

創世記39:11-23
恵みを施された神様

 ボティファルの妻は機会を伺っては、ヨセフが仕事をしようとして家に入った時、彼の上着をつかんで、「私と寝ておくれ。」と言いました。人々は、このような時、罪を犯して、「どうすることもできない状況だった。」と合理化します。しかし、どんな状況でも、罪を犯さないようにしようと、神様の御前での個人的な決断が、ヨセフに、罪を犯させないようにしました。ところが、ボティファルの妻はヨセフの上着を偽りの証拠として夫に告発して、彼は無実の罪で、監獄に入れられました。彼は、神様を恐れ敬う心で生きようとしましたが、淫乱で罪深いボティファルの妻によって、更に試練の中に投げ込まれるようになりました。そのような時、人々は、「神様を信じて、恐れ敬う心で生きることが、何の役に立つのか。」と疑いを抱いてしまいがちです。しかし、ヨセフは悔しい思いをしながらも、神様を恨みませんでした。人を恨んだりもしませんでした。神様を愛することで、全てのことに耐え、全てのことを信じ、全てのことを仰ぎ見、全てのことを耐え忍びました(1コリ13:7)。
 人々はヨセフを踏みにじって捨てました。それで、彼は何の罪もないのに、監獄に行きました。しかし、神様は変わることなく、ヨセフと共におられました。ヨセフに恵みを施され、監獄の長の心にかなうようにされました。監獄の長は、その監獄いるすべての囚人をヨセフにゆだね、ヨセフは何をしても、全て成功しました。この神様が私たちと共におられることで、私たちがどんな状況の中にいても、担うように助けてくださいます。

祈り:主よ!私が誘惑と試練に処せられても、主の恵みを信じ、勝利するように助けてください。

一言:主の恵みを受けよう


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