聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2015]

2015年 07月 12日 (日)

創世記45:1-15
神様の良い御旨

 ヨセフは、ユダの悔い改めた姿を見ると、これ以上、自分を制することができなくなりました。それで、みなを追い出し、大声をあげて泣き、自分がヨセフであることを明かしました。そして、恐れおののいている兄たちに、心を痛めたり、怒ったりはしてはならないと言ってから、神様の御旨が何であるのかを教えました。「それで神は私をあなたがたより先にお遣わしになりました。それは、あなたがたのために残りの者をこの地に残し、また、大いなる救いによってあなたがたを生きながらえさせるためだったのです。」(7)。そして、いろんな言葉で兄たちを慰めた後、早く行って、父の家族を連れて、エジプトに下って来るようにと言いました。そして、実の弟ベニヤミンの首を抱いて、泣きました。また、兄たちと口づけし、抱いて泣きました。
 ヨセフは自分の人生を、神様の主権と摂理と言う光の中で見ました。その時、自分の人生で起きた全ての出来事が、神様が多くのいのちを救うために、自分を用いられるためであったことが分かりました。神様は、このような御業を成し遂げられるために、時には、ヨセフが奴隷として低くして、謙遜になるように訓練し、時には、エジプトの総理として高くされました。ヨセフが、この神様の主権と摂理の中で見る時、自分を奴隷として売った兄たちを赦すことができたばかりか、神様の中で、熱く愛することができました。神様は、私たちにも、私たちの時代に成し遂げる神様の救いの御業に、私たちを用いることを願われます。それで、私たちはヨセフのように、この神様の中で、私たちの人生を仰ぎ見なければなりません。

祈り:主よ!私が人生の試練に対して、悲しまずに、神様の良い御旨を捜すように、助けてください。

一言:神様の良い御旨



2015年 07月 13日 (月)

創世記45:16-46:34
エジプトに行ったヤコブの家族

 ヤコブはエジプトから帰って来た兄たちからヨセフの知らせを聞きましたが、信じませんでした。しかし、ヨセフが自分を乗せようと送った車を見ると、気を取り直して、死ぬ前に息子に会う望みを持ちました。神様はヤコブに現れて、エジプトの下って行くのを恐れてはならない、と言いました(3)。ヤコブの家族がエジプトに下って行くことは、神様のご計画の一部であり、先祖たちと交わした約束でした。また、ヨセフに与えた夢が成し遂げられることでした。神様の計画は、イスラエルがしばらく約束の地を離れ、エジプトの地で大いなる民族になることでした。そのような計画が成し遂げられれば、神様はイスラエルを再び、約束の地に帰らせてくださると約束してくださいました。
 それで、ヤコブは神様の約束をつかんで、七十人の直系家族と共に、エジプトに下って行きました。ヨセフはゴシェンの地に家族を導き、父と涙の再会を果たしました。ヨセフは、その時、家族を自分の側に置かずに、ゴシェンの地で牧畜業をさせました。エジプト人たちは牧畜業を軽んじていたことで、ヨセフの家族が牧畜をするようになれば、すぐに待遇が受けられなくなります。それにも関わらず、このようにしたのは、将来、子孫たちがエジプトの文化と偶像崇拝の罪に陥らずに、神様の子孫としての純粋さを守り、自立するように助けるためでした。ヨセフはエジプトの総理でしたが、神様の民の遠い未来を仰ぎ見て、家族に仕えました。

祈り:主よ!私が信仰によって遠い未来を仰ぎ見て生きる者になるように、助けてください。

一言:未来を仰ぎ見よう


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