聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2004]

2004年 08月 15日 (日)

出エジプト記2:1―10
モーセを引き出した神様

Ⅰ.川岸に捨てられたモーセ(1-4)
 レビ族の中の一人が結婚し子どもが生まれました。ところがその子どもはかわいかったのです。それで彼を川岸に捨てず、三ヶ月間隠しました(ヘブ11:23)。子どもの泣き声が大きくなると、これ以上隠すことができませんでした。それで彼をパピルス製のかごに入れ、川岸に捨てるようになりました(3)。
 モーセはこのような悲しい運命を負って生まれました。しかしその両親の信仰で三ヶ月も生き残ることができました。
Ⅱ.モーセを引き出した神様
 ちょうど、パロの娘が水浴びをしようと出てきて、岸に捨てられた子どもを発見するようになりました。彼女は子どもをあわれに思いました(6)。そしてモーセの姉の申し入れを受け、モーセの産み親が彼の乳母になりました(7)。
 結局、モーセは産みの親を通して信仰教育を受けるようになり、パロの娘の子どもとして宮中教育を受けるようになりました。神様は悲しい運命を負って生まれた幼いいのちを育て、彼を通して虐待されるご自分の民を救おうとされました。

祈り:主よ!闇と絶望で伏していたご自分の民を救おうと、捨てられたモーセに御旨を置かれ育てられたように、私にも御旨を置いてくださり感謝します。

一言:モーセ一人を育てられた神様



2004年 08月 16日 (月)

出エジプト記2:11-25
モーセを訓練された神様

Ⅰ.エジプト人を打ち殺したモーセ(11-15)
 モーセがおとなになったとき、同胞が苦しめられているのを見ていて、エジプト人がヘブル人を打っているのを発見し、押さえ切れない怒りを覚えました。モーセはすぐに彼を打ち殺し、砂の中に隠しました(12)。
 次の日、また同胞の争いをとめようとして、自分の行ないが同胞にばれていました(13,15)。結局、彼はパロの顔を避けて、荒野に逃れました。彼は、自分の能力と血気で同胞を助けようとしましたが、むしろ傷つき、荒野に追いやられるようになりました。血気や漠然とした奉仕だけでは神様の救いの御業に仕えることができません。
Ⅱ.荒野訓練をされた神様(16-25)
 荒野に逃れたモーセは、ミデヤンの祭司レウエルの娘チッポラと結婚し、七人のレウエルの娘たちと共に生活するようになりました(16-21)。彼は華麗な宮中から追い出され、外国にいる寄留者になり、下積みの生活をしながら、多くの訓練を受けました(22)。神様は、自己義が強いモーセをつらい同居生活と荒野訓練を通して、柔和で謙遜な指導者として育てられました。そして虐待されているイスラエルの民たちをご覧になりました(23-25)。神様は真実な方です(創15:13,14)。

祈り:主よ!私が能力と血気で主に仕えようとした自分の傲慢を悔い改めます。私が主から受ける訓練をよく担い用いられるしもべになるように助けてください。

一言:神様の再教育


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