聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2004]

2004年 08月 19日 (木)

出エジプト記4:1―17
モーセに向かってお怒りになる神様

Ⅰ.弱点を助けてくださった神様(1-9)
 モーセは、40年前に同胞から深く傷つけられたことがありました。今再び召されに従おうとする時、民たちが果して自分を受け入れてくれるのか、信じることができませんでした(1)。神様はこのようなモーセの問題をどのように解決してくださったのでしょうか。第一に、杖が蛇になるしるしを見せてくださいました(2-5)。第二に、手をふところに入れるとらい病にかかり、もう一度入れると清くなるしるしを見せてくださいました(6,7)。第三に、川の水を血に変えるしるしを見せてくださいました(7,9)。この三つのしるしを行なえば、民たちが信じると言われました。神様はモーセの問題を深く理解し、忍耐を持って助けてくださいました。
Ⅱ.モーセに向かってお怒りになる神様(10-17)
 モーセは、本来ことばに優れておらず、口が重く、舌が重いので、そのように重いことをすることができないと断りました。神様は創造主の神様を仰ぎ見るように助けてくださいました。しかしふさわしい人を遣わしてください、と言うと、神様はモーセに向かってお怒りになりました。自分の不義を主張することは神様をひどく怒らせる罪です。「さあ行け。わたしがあなたの口とともにあって、あなたの言うべきことを教えよう。」

祈り:主よ!不信と傲慢で主の召されを拒むしかなかった罪を深く悔い改めます。この罪人が主の約束を信じ、聞き従って行きます。

一言:さあ、行け。



2004年 08月 20日 (金)

出エジプト記4:18-31
多くの面で助けてくださった神様

Ⅰ.神の杖を持ったモーセ(18-20)
 モーセは神様の召されに聞き従い40年余り生活していたしゅうとの家を整理し、しゅうとのイテロに別れを告げました。そして妻と息子たちをろばに乗せ、使命の地エジプトに向かいました。その時彼は神の杖を持っていました(20)。この杖は羊を飼う時に使った杖です。しかし今は神の杖になりました。この杖は神様の力の象徴です。モーセは神様の力に固く頼り、使命の地に力強く出て行きました。
Ⅱ.多くの面で助けてくださった神様
 神様は、もう一度、モーセが戦うべき相手が誰であり、パロに伝えるべきメッセージが何であるのか、を強調されました。なぜパロがイスラエルを行かせなければならないのか、を教えてくださいました(23)。そしてモーセが息子に割礼をしていないことを悟らせ、神様の御言葉に聞き従うようにされました(24-26)。そして言葉をよく話すアロンをモーセの同労者であり、代弁人として立てて立ててくださいました(27)。
 モーセとアロンは神様の御言葉の通りに聞き従い、イスラエルの長老たちの前でしるしを行いました。その結果民たちはモーセを信じ、神様にひざまづいて礼拝しました(31)。

祈り:聖なる神様!私があなたの力を信じ、主から与えられた使命を担います。主がモーセを助けて下さったように、多くの面で私を助けて下さることを信じます。

一言:神の杖


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