聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2004]

2004年 08月 28日 (土)

出エジプト記9:1-12
疫病と腫物の災いを下された神様

Ⅰ.疫病で獣を打たれた神様(1-7)
 神様は、再びパロにイスラエルを行かせて、主に仕えさせよと命じられました。しかしパロは彼らを行かせることを拒み、とどめておきました(2)。彼は莫大な働労力に対する欲望に捕らえられていました。
 神様は、次の日にエジプトの全域に天然病を広げ、エジプト人たちが飼っていた獣たちをみな殺しました。しかしイスラエルの民たちの家畜は何一つ死にませんでした(6)。しかしパロの心が、かたくなになり民を行かせませんでした。彼は死の警告も受け入れませんでした。
Ⅱ.腫物で人を打たれた神様(8-12)
 今度は、モーセが直接パロの前に立って、かまどのすすを投げて、人と獣につかせ、腫物が出るようにされました(10)。今までモーセと争っていた呪法師たちも腫物で悩まされました。これは、パロが神様の御言葉に聞き従わなければ、獣だけではなく、人間までも死ぬこともある神様の警告でした。しかしパロの心は変わらずにかたくなでした。神様の警告を無視すれば、もっとひどい災いを受けるようになります。手遅れになる前に、悔い改めなければなりません。

祈り:主よ!多くの事件を通して、この罪人の罪を悟らせ、警告してくださり感謝します。この罪人が謙遜に主の警告を受け、悔い改めることができるように助けて下さい。

一言:手遅れになる前に悔い改めよ



2004年 08月 29日 (日)

出エジプト記9:13-35
雹と火を下された神様

Ⅰ.雹と火を下された神様(13-26)
 神様は、天然病ですぐにパロとその民たちを打って、滅ぼすこともできました。しかし神様がそのようにしない理由は何ですか。16節をご覧下さい。神様の能力を見て、神様の御名を天下に広げようとするためです。しかしパロは自分を神様より高め、神様の災いの中でも生き残ると思い、たかをくくっていました(17)。
 神様は、このようなパロに雹と火を下され、神様の御言葉を恐れず、野に残っていた人と獣を打ち、穀物と野菜畑を荒野のようにされました(25)。
 神様は傲慢な者に敵対されます(Ⅰペテ5:5)。
Ⅱ.再び罪を犯したパロ(27-35)
 雹の災いがひどくなると、パロはモーセを呼んで言いました。「今度は、私は罪を犯した。主は正しいお方だ。私と私の民は悪者だ。」そしてイスラエルを行かせるので、雹を降らせないで欲しい、と頼みました。しかし災いが終わると、再び罪を犯して、心をかたくなにし、イスラエルを行かせませんでした。彼は悔い改めたのではなく、災いを避けようとたくらみ、しばらく後悔したのです。

祈り:主よ!私が心が傲慢で主の御言葉を恐れず、完全に聞き従わなかったことを悔い改めます。私が悔い改めにふさわしい実を結ぶことができるように祈ります。

一言:高ぶりは破滅に先立ち(箴16:18)


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