聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2004]

2004年 08月 31日 (火)

出エジプト記12:1-20
これは主への過越のいけにえです

Ⅰ.子羊をほふれ(1-14)
 神様は子羊を準備するように命じられました。子羊は傷のない一歳の雄でなければなりません。その日の夕暮れに、羊をほふり、その血を二本の門柱とかもいに塗るように命じました。そして神様の命令が下されれば、出エジプトができるように準備をして、食べるように言われました。
 これが主への過越のいけにえです(11)。過越という言葉は、死の死者がエジプトの地を打つときに、その子羊の血がしるしとなり、その家を通り過ぎる約束から出た言葉です(13)。イスラエルの民もエジプト人と同じ罪人ですが、子羊の血によって裁きを避けるようになったのです。これは、まるでキリストの血が私たちの心にしるしとなり、私たちが神様の裁きから救いを受けるのと同じことなのです。
Ⅱ.種を入れないパンを食べなければならない(15-20)
 神様はまた七日間種を入れないパンを食べるように命じられました。そのためには第一日目にパン種を取り除き、もし種を入れたパンを食べるものはイスラエルから断き切られると厳しく警告されました(15,19)。パン種は堕落と罪の象徴です。徹底的に罪を悔い改め、昔の生活を清算しなければ、罪の奴隷から抜け出すことができません。

祈り:主よ!パロのようにかたくななこの罪人のために流された血を受け入れます。主の血で、私の罪を洗ってくださり、裁きの力から救ってください。

一言:「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。」(ヨハ1:29)



2004年 09月 01日 (水)

出エジプト記12:21-32
初子の災いを下される神様

Ⅰ.血をご覧になれば、その戸口を過ぎ越され(21-28)
 モーセはイスラエルの民に子羊をほふり、その血をかもいと二本の門柱につけるように命じられました。そうすれば主はエジプト人を打つために行き巡るとき、その血を見れば、その戸口を過ぎ越され、死の死者が彼らを打つことができないようにされると伝えました(23)。そしてこのことを戒めとし、永遠に守り、子どもたちに神様の救いの恵みを証しするように言われました(27)。
 イスラエルの民は、神様の御言葉をアーメンと言って受け入れ、命じられた通りに聞き従いました(28)。救いとは神様の約束の御言葉を信じ、聞き従うことから保証されます(ロマ3:24,25)。
Ⅱ.エジプトの初子を打たれた神様(29-32)
 その日の夜,エジプトの全地で多くの初子たちが殺されました。
 初めて生まれたものは、人であれ獣であれ,全て死にました。エジプトの全地には初子を失った悲しみの声で満ちました。パロは、その時にようやくモーセとアロンを呼んで、イスラエルを無条件に去らせると降伏しました(33)。手放したくなかった家畜も行かせるといいました。
 神様は、ご自分に聞き従わないものに敵対されます。しかしご自分に聞き従う者には恵みを施されます。

祈り:主よ!私の罪のために、十字架で血を流された神様の子羊イエス様を受け入れます。神様がその血をご覧になり、私の罪を見逃してくださることを信じ、感謝します。

一言:聞き従う者に恵みを施してくださる神様



2004年 09月 02日 (木)

出エジプト記12:37-51
これは主の夜である

Ⅰ.これは主の夜である(37-42)
 イスラエルの子孫がラメセスから出発し、スコテで人口調査をして見ると、幼子を除いて徒歩の壮年だけでも60万人ほどいました。また多くの外国人と家畜もいました(38)。
 彼らはただ信仰によって出エジプトしました。これは主の夜に行われた事件です。主の夜は、私たちがイエス・キリストの血の恵みで罪が洗われ、罪の力から出エジプトした時です。
Ⅱ.過越のいけにえに関するおきては次のとおりである(43-51)
 過越のいけにえを食べようとすれば、誰でも割礼を受けて食べることができます。割礼とは異邦の神を捨てて、主である神になったというしるしとして受けるものです。
 神様が、過越のいけにえに関するおきてを厳しく守るようにされたのは、神様の選ばれた民であるという自負心と同一性を持たせるためであり、救いの恵みをいつも覚えさせるためです。イエス様も救いの恵みをいつも覚えるように言われました(ルカ22:16-19)。

祈り:主よ!主が一方的な恵みでこの罪人を罪の中から救ってくださり感謝します。私が救いの恵みを生涯覚えることができますように。

一言:主はイスラエル人を、…エジプトの国から連れ出された(51)。


<<(1)    前のページ(10)    11    次のページ(12)    (32)>>

聖書別日ごとの糧