聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2004]

2004年 09月 04日 (土)

出エジプト記14:1-14
あなたがたは黙っていなければならない

Ⅰ.イスラエルを追撃するパロ(1-9)
パロは、イスラエルが荒野で宿営している知らせを聞いて、再び心がかたくなになりました。その心は、イスラエルを捕まえて連れて来たい欲望に捕らえられたのです(3,5)。彼は、えり抜きの戦車六百とエジプトの全戦車を率いて、イスラエルを追撃し始めました。
これは、罪の勢力がどれだけしつこく、神様の子どもを離そうとしないのかが、よく現れています。しかし根本的に救いの恵みを受けた子どもたちを、これ以上害することはできません。むしろ神様の栄光を現すだけです(4)。
Ⅱ.あなたがたは黙っていなければならない(10-14)
イスラエルはひどく困難な状況に立たされるようになりました。目の前には紅海が広がり、後ろにはパロが猛烈な勢いで迫っていました。その時、イスラエルは泣き叫び、「エジプトには墓がないので、荒野で、死なせるのか。」とモーセを恨みました(11)。出エジプトを後悔しました。
その時、モーセは民達に、主が救いを施され、自ら戦われるので恐れるので、黙っていなければならない、と言われました(13,14)。絶望の日に、つぶやかず、自ら戦われ、救いを施してくださる神様を仰ぎ見なければなりません。

祈り:主よ!少し恐れても主を恨んだ不信を深く悔い改めます。私がどんなに絶望的な状況の中でも、静かに、主の救いを仰ぎ見ることができるように祈ります。

一言:信仰がある者は余裕がある。



2004年 09月 05日 (日)

出エジプト記14:15-31
海を陸地とされた神様

Ⅰ.海を陸地とされた神様(15-22)
神様は泣き叫ぶモーセの祈りを聞かれました。「手を差し伸ばし、海を分けて、イスラエル人が海の真中のかわいた地を進み行くようにせよ。」と命じられました(16)。神様は、雲の柱、火の柱でイスラエルをパロの手から保護されました(20)。
モーセが海の上に手を差し伸ばすと、神様は強い東風で海を陸地とされ、水は分かれました(21)。イスラエルは一晩中その道を進み、紅海をかわいた地のように渡りました(ヘブ11:29)。神様は、私たちが信仰によって生き、どうすることもできない逆境に立たされたとき、逃げ道を下さる方です。絶望せずに、神様に頼らなければなりません。
Ⅱ.自ら戦われる神様(23-31)
イスラエルの子孫が海の中を歩くと、パロの軍隊も紅海の中に入って行きました。しかし主は、火、雲の柱で軍隊をかき乱されたので、戦車の車輪がはずれ、イスラエルの前から逃げようとしました。その時、神様はモーセに命じて、手を海の上に差し伸べ、再び水が流れるようにされました(26)。神様は自ら戦われました。
これを見たイスラエルは神様を恐れるようになりました(31)。

祈り:主よ!ちょっとしたことでもよく驚き、恐れる私のために自ら戦われ、勝利をくださる主の力と愛を賛美します。

一言:新しい道を備えられる神様


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