聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2008]

2008年 03月 12日 (水)

出エジプト記3:1-12
モーセ、モーセ

 モーセが荒野訓練を受けている間、イスラエルは苦役によって、神様に叫び求めました。神様はイスラエルの民を覚えられました。神様はイスラエルを救うために、まず最初に出エジプトの御業を導く指導者モーセを訪ねて行かれました。神様は、神の山ホレブの柴の中の炎の中でモーセを呼ばれました。「モーセ、モーセ。」四十年の荒野生活の中で、モーセの名前は忘れられていました。しかし神様がその名を呼ばれると、出エジプトの偉大な御業を導く指導者の名前になりました。モーセは、自分が立っていた荒野が汚れた地、呪われた地だと思いました。しかし神様は言われました。「あなたの足のくつを脱げ。あなたの立っている場所は、聖なる地である。」。その地は神様がモーセを訓練された聖なる地であり、彼を出エジプトの指導者として召された聖なる地です。神様の召されがあるところは聖なる地です。私たちはくつを脱いで、神様の召されに応じなければなりません。
 モーセを召された神様は、彼の先祖の神様、すなわちアブラハムの神様、イサクの神様、ヤコブの神様です。この神様がエジプトにいるご自分の民の苦しみを確かにご覧になりました。叫び声を聞いて、痛みを知って降りて来られました。そしてエジプト人の手から救い出し、彼らを広い良い地、父と蜜が流れる地に導こうとされます。この御業にモーセを同労者であり、指導者として用いようとされます。モーセは四十年前とは違って、柔和で謙遜になりました。人が絶望した時、神様が働かれる時です。

祈り:父なる神様!私のような者も召され、若者のたましいの出エジプトの御業の霊的指導者として用いようとされることを感謝します。

一言:ここにおります



2008年 03月 13日 (木)

出エジプト記3:13-22
永遠の名

 モーセは出エジプトを成し遂げられる神様の名前が何であるのかを知りたいと思いました。その時神様はお答えになりました。「わたしは、『わたしはある。』という者である。」。神様は昔おられ、今もおられ、永遠に生きておられる全能なる神様です。神様は造られた存在ではなく、最初からとこしえまで自らおられる創造主です。創造主として歴史を超越された神様は、また歴史の神様です。先祖の神様、すなわちアブラハムの神様、イサクの神様、ヤコブの神様、主です。創造主の神様は、イスラエルの歴史の中で、その御名を置くことを喜ばれます。「これが永遠にわたしの名、これが代々にわたってわたしの呼び名である。」。創造主の神様は歴史の神様、すなわち救いの主なる神として、今日も私たちの歴史の中で同じ名前で共におられます。
 この神様はイスラエルに対してどんな計画を持っておられるのでしょうか。民をエジプトから導き出された後、この山で神様に仕えさせることです。神様は、パロの奴隷になったご自分の民に訪ねて行かれ、救い出し、神様に仕える民として立てようとされます。これが出エジプトの動機であり、方向です。勿論パロは、神様が強い手で打たれる前には、決してイスラエルを去らそうとはしません。しかし神様は必ずご自分の民をエジプトから救い出されます。その時、イスラエルは多くの財産を持ち、出て行くようになります。パロの奴隷から創造主神様の民になる出エジプトの御業は、絶望に陥っていた民に望みを与える御業です。

祈り:父なる神様!永遠の創造主が歴史の中に臨まれ、罪人たちを主の民にされる御業を成してくださることを感謝します。

一言:創造主神様、歴史の神様


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