聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2008]

2008年 03月 19日 (水)

出エジプト記7:1-13
命じられたとおりにしたモーセ

 6:14-27節はモーセとアロンの系図です。モーセとアロンの家系は、出エジプトの御業と後にカナン征服の御業を成し遂げる指導者の家系でした。神様がもう一度モーセをパロのところに遣わそうとされます。しかし彼は、私は口べたなので、できないと言いました。しかし神様はアロンを同労者として立て、使命を担うように助けられました。またモーセをパロの前で神とすることを、約束されました。このように神様は、モーセが神様の御業をよく担うことができるように、御業の環境を備えてくださいました。それでモーセは大胆にパロに、主の命令を伝えなければなりません。パロは多くのしるしを見ても、イスラエルを行かせようとはしません。しかし主はさまざまな大きな災いをくだし、主の軍隊、イスラエルをその地から導かれます。その時にこそ、エジプト人たちは主が神様であることを知るようになります。
 モーセとアロンが、まず最初に神様の御言葉の力を体験したのは、杖が蛇に変わるできごとでした。彼らがパロの前に行って、杖をパロに投げると、その杖が蛇になりました。それでパロも呪術者たちを呼び寄せて同じことを行なわせました。ところがアロンの杖が呪法師たちの杖を飲み込んでしまいました。これによって、モーセとアロンは神様の御言葉の権威を体験し、さらに主の御言葉に対する信仰が生じました。ところがパロは神様のこのような力ある御業を体験しても、心をかたくなにし、神様の御言葉をまったく聞きませんでした。

祈り:父なる神様!私があなたの命じられた通りに行なうことで、御言葉の権威を体験できるように助けてください。

一言:命じられた通りに



2008年 03月 20日 (木)

出エジプト記7:14-25
血の災い

 神様はエジプトに下された最初の災いは血の災いでした。神様は、心がかたくなで民を去らせようとはしないパロにモーセを遣わされました。「あなたは朝、パロのところへ行け。」これはパロとの10ラウンドマッチを知らせる主の最初の命令でした。そしてモーセに、神様の杖を持ってパロに向かって神様の命令を伝えるように、と言われました。もしこの御言葉を聞き入れないなら、水を血に変えると警告するように、と言われました。水はいのちの源ですが、これが飲めない血になると、命が危険にさらされるようになります。また血は命の象徴です。神様は、水を血に変えることで、全ての命の主管者であることを現わされました。何より血の災いは、ナイル川の守護神「クノン」と「ハピ(Hapy)」というエジプトの偶像をさばかれるという意味をも持っていました。
 モーセとアロンが主の命じられた通りに、パロとその家臣の目の前で杖を上げナイル川を打つと、その水がみな血に変わりました。川の魚が死に、水からは悪臭が出て、エジプト人たちは川の水を飲むことができず、ナイル川のあたりを掘って水を求めなければなりませんでした。エジプト全土に満ち溢れる恐ろしい災いが臨みました。ところがエジプトの呪法師たちも彼らの秘術を使ってそれと同じことを行ないました。これはあまりにも制限された部分に見られる魔術に過ぎませんでした。しかしパロは、神様の御業を人のわざと比べてから、神様の御業を過小評価し、かたくなになりました。

祈り:父なる神様!いのちの主管者である神様の恐ろしい災いが始まった時、すぐに悔い改めることができるように、助けてください。

一言:最初から悔い改めよう


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