聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2008]

2008年 04月 02日 (水)

出エジプト記11:1-10
初子の災いの予告

 パロはかたくなで、九つの災いを受けても、イスラエルの民を去らせませんでした。今神様は最後に「一つのわざわい」を下そうとされます。主が真夜中にエジプトの中に出て行き、エジプトの国の初子は、王座に着くパロの初子から、ひき臼のうしろにいる女奴隷の初子、家畜の初子に至るまで殺されます。それでエジプトの全土にわたって、かつてなく、また二度とない大きな叫びが起こります。このように最後まで悔い改めない者は結局さばきを受けるようになります。ところがイスラエル人は区別され救われます。
 このわざわいを受けて、パロはイスラエルを積極的に去らせるようになります。しかしイスラエルはそのまま追い出されるわけではありません。神様の助けで、エジプト人の恵みを受け、金、銀、胸飾りを持って出て行くようになります。モーセはパロと戦うために多くの苦労をしました。しかし今パロとエジプト人たちにとって大きな存在として見られるようになります。モーセはこの最後のわざわいの言葉を伝え、ひどく怒ってパロのところから出て来ました。これで救いの門は閉ざされました。パロとエジプトが初子のわざわいを受けるようになった理由は、主の御言葉を聞かなかったからです。人が滅ぶ理由は主の言葉を聞かないからです。神様は「わたしの民を去らせなさい」と言われましたが、パロは「神とは誰か」と言って従いませんでした。神様は最後まで悔い改める機会をくださいます。しかしその最後の日が来ると、救いの門を閉ざし、恐ろしいさばきを下されます。最後までかたくなな者は立ち返ることなく、わざわいを受けます。

祈り:父なる神様!最後までかたくなになる時、私たちの最も尊い初子の命を奪われるわざわいがあることを悟り、すぐに悔い改めます。

一言:聞かない者に臨む初子のわざわい


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