聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2008]

2008年 04月 14日 (月)

出エジプト記19:1-6
祭司の王国

 神様はイスラエルと契約を結ぶ前に、まず彼らをどのように救われたのか、を思い起こさせました(4)。神様はエジプトにわざわいを下されながら、彼らを救われました。また荒野の苦難から彼らを安全に導いてくださいました。それに対して、神様は「民たちをわしの翼に載せ、導かれた。」と話されました(5)。わしはそのひなを天の王者として育てるため、強い訓練をさせます。墜落する直前には翼を広げ助けます。このように神様はイスラエルを強く訓練させ、危機の時には翼を広げ導かれました(申32:11)。彼らが今日まであるのは神様の恵みによるものです。
 神様は、世の万物の主人であり、主管者です。この神様がイスラエルと契約を結ばれました。その内容は、イスラエルが神様の御言葉を聞くなら、神様の所有とし、祭司の王国、聖なる国民にすることです。祭司の国は世の万民に神様を教え、彼らが救いを得るように助ける国です。すなわち世界万民の牧者であり、聖書の先生になることです。最も卑しい奴隷の民が、このような栄光ある民になることは、言いようのない大きな祝福です。神様がイエス・キリストを通して私たちを救われたのも、私たちを王である祭司として立てるためです(Ⅰペテ2:9)。私たちはこの時代、王である祭司です。神様は私たちを用いられ、世界万民を救い、食べさせることを願われます。

祈り:主よ!この罪人を救ってくださり、栄光ある祭司として望みを置かれてくださり感謝します。私がこの望みに従って生きます。

一言:祭司の国になる



2008年 04月 15日 (火)

出エジプト記19:7-25
火の中にあって、降りて来られた神様

 イスラエルは神様が結ぼうとされる契約の御言葉を聞いて、神様が命じられるとおりに行なうと約束しました(8)。それで神様は彼らと契約を結ぶために、濃い雲の中で臨まれようとされました。神様がこのように降りてこられ、モーセと話そうとするのは、民たちがモーセを神様のしもべとして信じるようにするためです(9)。私たちは神様の立てられたしもべを信じて、彼に従わなければなりません。
 神様は民たちが降りて来られる神様をお迎えするように準備をさせました。まず着物を洗い、体をきよめ、慕い求める心で三日間待つように言われました。そして神様が降りて来られる時、近づいて来ないようにされました。ついに三日目の朝に、神様は雷と稲妻と濃い雲と、大きな角笛と共に、火の中で、シナイ山に降りて来られました(18)。民たちは遠くからその姿だけを見ても、みな恐れて震えました。神様は罪人が近づいて来ることのできない大きく威厳あり、聖なる方です(12,21)。罪人たちは誰でもこの神様に出て行くことができません。それで神様はモーセを仲介者として立て、彼を通してイスラエルに言われました。しかし新約聖書のクリスチャンたちはイエス・キリストの十字架の血の恵みに頼って、いつでもこの栄光ある神様、聖なる神様の前に出て行って、交わる恵みを得るようになりました。

祈り:主よ!私が大いなる神様の前に出て行くことができない罪人です。ただイエス様の血の恵みに頼って出て行きます。

一言:大きく威厳のある神様


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