聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2008]

2008年 04月 16日 (水)

出エジプト記20:1-17
十戒

 神様はイスラエルと契約を結ばれる時、彼らが守らなければならない戒めの御言葉を知らせてくださいました。神様はまずご自分が彼らをエジプトの地、奴隷の家から連れ出された主なる神様であることを話されました。この神様は唯一のまことの神様です。それでこの神様のほかに、別の神があってはならず、仕えてもなりません(3)。またどんな被造物のかたちにも偶像を造ってはならず、偶像を拝んでもいけません。これは唯一の神様を怒らせることです。神様の御名を、みだらに唱えてはならず、安息日を覚え、これを聖なる日として守らなければなりません。このような戒めを見ると、私たち人間は神様をまず愛さなければなりません(マコ12:30)。このような神様を恐れて愛し、その戒めを守れば、神様はその人を愛され、千代にまで恵みを施してくださいます。しかしこの神様を憎む者は三、四代にまでその罪の報いを受けるようになります。
 神様は、ご自分の民が人間関係で守らなければならない戒めも、話してくださいました。第一に、「父と母を敬え」という戒めです。そして殺してはならない、姦淫してはならない、盗んではならない、偽りの証言をしてはならない、隣人の家を欲しがってはならない、という戒めです。このような人間関係に対する戒めの根本精神は、消極的に禁止することではなく、積極的に隣人を自分のからだのように愛することです(マコ12:31)。私たちは価値観と倫理がごちゃまぜになっている時代に生きています。十戒は神様の民が正しく、聖なる生活をする基準です。

祈り:主よ!淫乱で、不道徳なこの時代に、積極的に神様を愛し、隣人を愛する生活ができるように助けてください。

一言:神様を愛し、隣人を愛する。


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