聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2008]

2008年 04月 26日 (土)

出エジプト26:1-37
幕屋の様式

 今日の御言葉は、幕屋の内部構造についての記録ですが、その中で重要なのは垂れ幕と幕です。垂れ幕は幕屋を覆い隠す幕ですが、すべてつなぎ合わされています。一番内側にある幕はきれいな色でケルビムが織り込まれていて、一番外側にあるものは雨と暴風雨と暑さに直接さらされる部分なので、じゅごんの皮でおおわれていました(14)。従って外部からは幕屋の中にある神様の栄光を直接見ることはできません。ただ罪の赦しの恵みを受けた人々だけが神様の栄光を見る特権が与えられました。
 幕屋は至聖所と聖所から成り立っていますが、至聖所の中には、あかしの箱と贖いの蓋があります(33-34)。ここは大祭司であってもむやみに入ることができない場所です。今日大祭司が7月20日、大いなる贖罪の日に、獣の血で罪の赦しのいけにえをささげた後、入ることができます。それで聖所と至聖所は垂れ幕で厳格に区別しました。この垂れ幕は、まさに聖なる神様と罪を犯した人間の間にある障壁、つまり罪を象徴します。私たちは罪によって神様に出て行くことができませんでした。罪が神様と私たちの間を覆いました。生涯罪が与える苦痛と永遠のさばきを避けることができませんでした。しかしイエス様がみずから十字架で血を流され、肉が裂かれることで、人間の罪の問題を解決してくださいました。イエス様は私たちの仲介者になられ、神様に出て行くことができる新しい生ける道を設けてくださいました(ヘブ10:20)。今私たちはイエス様の恵みを受けて、大胆にいつでも神様に出て行けるようになりました。

祈り:主よ!イエス様が十字架で死なれたことで、神様に出て行ける道を設けてくださり、感謝します。

一言:新しい生ける道


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