聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2015]

2015年 09月 06日 (日)

出エジプト記4:1-17
神様の杖

Ⅰ.それを地に投げよ(1-9)
 モーセは、民たちから退けられた出来事が、心に深い傷として残っていました。それで、神様から召された後にも、果たして民たちが自分を受け入れてくれるのか、が確信できませんでした(1)。このような彼に、神様は、「手にある杖を地に投げよ。」と仰せられました。すると、その杖は蛇になりました(3)。また、御言葉に聞き従って、手を伸ばしてその尾をつかむと、杖になりました。モーセにとって、その杖は運命の杖であり、ため息と、挫折と絶望の杖でした。しかし、彼が神様の御言葉に聞き従った時、力ある杖になりました。神様のご臨在と力を象徴する神様の杖になりました。神様は、このようなモーセにさらに信仰の確信を持たせるために、二つのしるしを行なわれました(6-9)。
 神様の御言葉を信じて、聞き従う時、私たちにある運命の杖が力の杖となり、神様の杖に変わります。それで、私たちは、自分の運命を嘆くことより、神様に対する信仰を学ばなければなりません。御言葉に対する従順を学ばなければなりません。
Ⅱ.モーセに怒りを発せられた神様(10-17)
 モーセは続けて、「私は口が重く、舌が重いのです。どうかほかの人を遣わしてください。」と言いました(10,13)。すると、神様はモーセに怒りを発せられました(14)。神様の召されの前で、自分の不義を主張することは、神様をひどく怒らせる罪です。

祈り:主よ!私の不信仰と傲慢を悔い改めます。今、神様の杖に頼って、信仰によって出て行きます。助けてください。

一言:今、行きます。



2015年 09月 07日 (月)

出エジプト記4:18-31
神様の杖を持ったモーセ

Ⅰ.神様の杖を持ったモーセ(18-23)
 モーセは不信仰を悔い改めて、神様の召されに聞き従い、四十年間を過ごした妻の実家を離れて、エジプトに下って行こうとしました。その時、神様は、「エジプトで、あなたのいのちを求めていた者は、みな死んだ。」と言われ、モーセを安心させました。彼は、妻と子どもたちをろばに乗せて、エジプトの地へ帰って行きました。 
 その時、彼の手には神様の杖がありました(20)。彼は、神様の力にだけ頼って、パロに挑もうとしました。神様は、パロの抵抗が強いことと、彼が初子のわざわいを受けるまでは、屈しないと、話されました(23)。それで、モーセはさらに強く神様の杖に頼らなければなりませんでした。信仰によって出て行くからと言って、全てがうまく行くわけではありません。信仰の御業を妨害する勢力が至る所にあります。それで、私たちは神様の杖に最後まで頼り、神様の力に、完全に頼らなければなりません。
Ⅱ.モーセを受け入れるアロンと長老たち(24-31)
 神様は、モーセがエジプトに向かう途中で、彼の子どもたちに割礼を施すようにされました。神様の民として、はっきりとした姿勢を持つように、助けてくださいました(24-26)。モーセは民たちの反応を心配しましたが、神様は、先にアロンを備えられました(27)。このアロンの助けと、モーセが行なったしるしを見て、彼らをご覧になった神様にひざまづきました(31)。

祈り:主よ!私が主の力だけに頼り、信仰によって出て行きます。私が障害物の前に、屈しないように助けてください。

一言:信仰の前にも、障害物がある


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