聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2015]

2015年 09月 10日 (木)

出エジプト記7:1-13
パロの前に立ったモーセ

Ⅰ.パロに対して神となったモーセ(1-5)
 パロに、もう一度挑もうとした時、モーセの口は重く、口下手でした(6:30)。神様は、このようなモーセを、パロに対して神にすると、約束されました。これは、神様がモーセに、パロの権威よりも優れた権威を与えるという、約束の御言葉です。また、神様は、言葉が優れているアロンを、モーセの同労者としてお与えになったことを、思い起こさせました。
 これを通して、神様は、モーセが自分を過小評価したり、パロを軽く思ってはならないことを悟らせてくださいました。パロはしるしと不思議を見ても、微動だにしないほど、かたくなな人でした。しかし、モーセはパロよりも強い神様を信じて、パロと戦わなければなりませんでした。そのような時、神様がその力ある御手でエジプトを打ち、イスラエルの民をパロの手から救い出されます。そして、その時には、エジプト人も、神様が主であることを知るようになります(5)。神様は、出来事を通して、全ての人が、神様がどんな方であるのかを、知ることを願われます。召された者は、まず神様の目で自分自身を仰ぎ見て、約束の御言葉を堅くつかまなければなりません。
Ⅱ.主が命じられたとおりに行なったモーセ(6-13)
 モーセは、神様の御言葉がよく理解できませんでしたが、神様が命じられた通りに行ないました(6,10)。パロが聞かないことを知りながらも、パロのところに行きました。聞き従って、杖を投げました。すると、御言葉通りに、その杖が蛇になりました。

祈り:主よ!今は、主の目で自分を仰ぎ見て、共におられる神様を仰ぎ見ます。大胆に進み出ます。

一言:自分を過小評価してはならない



2015年 09月 11日 (金)

出エジプト記7:14-25
あなたは朝、パロのところへ行け

Ⅰ.モーセを再び、遣わされた神様(14-19)
 パロは神様の御言葉に従うことを拒みました。しかし、神様は、朝になると、もう一度、モーセを遣わされました。「わたしの民を行かせ、彼らに、荒野でわたしに仕えさせよ。しかし、あなたはお聞きになりませんでした。」(16)。神様は、モーセを通して、パロが神様の御言葉を聞かなければ、ナイルの川は血に変わると、警告されました(17,18)。神様は、すぐにパロの手を打ち、聞き従わせることもできました。しかし、神様は、パロが悔い改めて、自発的に聞き従うように、再びモーセを遣わして、同じ御言葉を伝えてくださいました。この神様は、今も聞き従わずに、逆らって話す者に向けて、しもべたちを遣わされ、悔い改めることを待っておられます(マタ23:27)。神様は、パロのような者も、悔い改めて、その懐に戻って来ることを願われます。
Ⅱ.心をかたくなにしたパロ(20-25)
 モーセとアロンは、神様が命じられたとおりに行ないました。杖を上げて、ナイルの川を打つと、水は血に変わりました。しかし、パロは神様の御言葉を受け入れませんでした。その理由は何でしょうか。エジプトの呪法師たちも、そのようにできたからです(22)。神様の御業を、人の業と比べる時、神様の御業を過小評価してしまいがちです。また、その心が高ぶり、神様の敵になります。

祈り:主よ!私のように、傲慢でかたくなな者も、放棄せずに、多くの主のしもべたちを通して、訪ねて来てくださり感謝します。今、主に立ち返ります。

一言:パロのような者でも


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