聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2015]

2015年 09月 12日 (土)

出エジプト記8:1-19
かえるの災いを下された神様

Ⅰ.かえるの災い(1-14)
 パロに向けられた神様の御言葉は変わりませんでした。「わたしの民を行かせ、彼らにわたしに仕えさせるようにせよ。」(1)。そうしなければ、今度は、「かえるをもって、打つ」と警告されました。かえるは、エジプト人たちが仕えていた多産と豊かさの神でした。神様は、パロがご自分の民を行かせるのを拒むと、エジプトの全領土がかえるでおおわれるようにされました(6)。エジプト人たちは、祝福の神として崇拝していたかえるによって、多くの苦しみを受けるようになりました。
 パウロは、かえるのために苦しみ、息をつく暇もありませんでした。それで、モーセを呼んで、「イスラエルの民を行かせる。」と約束しました(8)。モーセが神様に祈ると、かえるは本来の位置に帰って行きました。これを通して、主のような方はほかにいない、ことを知りようになりました。神様は、かえるに仕える彼らの信仰の虚しさを現わされました。偶像とは、本当に虚しいものであり、人を救うことができません。神様だけが、私たちが礼拝すべき、生きておられる主であり、救いの主です。
Ⅱ.ぶよの災い(15-19)
 パロは息つく暇のできたのを見て、強情になりました。これは、根本的に悔い改めなかったためです。神様は、ぶよの災いを降らせ、人と家畜を苦しめました。今度は、エジプトの呪法師たちはこれを行なえませんでした。彼らはパロに忠告しました。「これは神の指です。」(19)。

祈り:主よ!主なる神様だけが本当の神であることを信じ、仕えます。

一言:神様のような方はいない



2015年 09月 13日 (日)

出エジプト記8:20-32
あぶの群れの災いを下された神様

Ⅰ.ゴシェンの地を区別された神様(20-24)
 あぶの災いを下される時、神様は、イスラエルの民とエジプトの民を区別されました。それで、パロの家とエジプト人の家にだけ、あぶの群れが入って来ました(24)。それは、神様がその地の真中におられることを、パロが知るためでした(22)。
 主なる神様は、植民地の民の民族神に過ぎないのではなく、全地の神様であることを、知らせてくださいました。全地の神様は、万民救いのために、イスラエルに特別な御旨を置かれ、エジプトで溶鉱炉訓練をさせました。今、時になると、彼らを召され、神様に仕えるようにされます(創15:13,14)。神様の主権的な御業は、どんな強大国であっても、王権であっても、防ぐことはできません。全地の神様は、今日でも、万民救いのために選ばれた者たちを選ばれ、訓練され、時になると、遣わされます。
Ⅱ.パロの妥協案を退けたモーセ(25-32)
 あぶの群れのために、大被害を受けたパロは、モーセを呼んで妥協案を提示しました。荒野に行かずに、エジプトの地でいけにえをささげよ、というものでした。しかし、モーセははっきりとこれを拒みました(26)。モーセは、神様の御言葉に対する絶対的な信仰を持ち、続けてチャレンジした時、次第にパロの気持ちは萎えて行きました(28)。

祈り:主よ!選ばれた者たちを完全に保護してくださることを信じます。私が神様の主権と御言葉に聞き従うように、助けてください。

一言:神様の保護


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