聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2015]

2015年 09月 14日 (月)

出エジプト記9:1-12
疫病と腫物のわざわいをくだされた神様

 神様は、もう一度、パロに、「イスラエルの民を行かせて、主に仕えさせよ。」と命じられました。しかし、パロは、彼らを行かせることを拒み、とどめて置きました。彼は、莫大な労働力に対する欲に捕らわれていました。神様は、その翌日、激しい疫病をエジプト全土に広め、エジプト人たちが神聖視していた家畜を、みな殺しました(6)。しかし、イスラエル人の家畜は一頭も死にませんでした。これは、イスラエルの神様は全能なる神様であることを、明らかにするためでした。しかし、パロはこれを見ても、心がかたくなになり、その民を行かせませんでした。
 今度は、モーセが直接、パロの前に立って、かまどのすすをまき散らし、人と獣につき、うみの出る腫物にしました。この時ばかりは、モーセと争っていた呪法師たちも、腫物のために、モーセの前に立つことができませんでした(11)。これは、パロが神様の御言葉に聞き従わなければ、家畜だけではなく、人も死ぬことがあるという、神様の警告でした。しかし、パロの心は変わらずに頑なでした。神様は、多くの出来事を通して、私たちを懲らしめ、私たちの罪を悟らせてくださいます。その時、パロのように、神様の警告を無視するなら、更に激しい災いを受けるようになります。それで、私たちは、手遅れになる前に、聞き従わなければなりません。

祈り:主よ!主は大きく、恐れるべき神様です。私が主の懲らしめを軽んじ、心を頑なにしていたことを悔い改めます。今、主の御旨に従います。

一言:手遅れになる前に、悔い改めなさい



2015年 09月 15日 (火)

出エジプト記9:13-35
雹と火を下された神様

 神様は、すぐに疫病で、パロとその民を打って、滅ぼすこともできました。しかし、そのようにされなかったのは、神様の力をパロに示し、神様の御名を全地に告げ知らせるためでした(16)。しかし、パロは高ぶって、神様の警告を受け入れませんでした。神様はエジプト全土に、雹と火を降らせました。雹は、エジプトの全土で、人と家畜は言うまでもなく、畑にあるものを打ち、畑の全ての草を打ち、野の全ての木を倒しました。
 パロは、雹の災いが激しいのを見て、モーセを呼んで言いました。「今度は、私は罪を犯した。主は正しいお方だ。私と私の民は悪者だ。」(27)。そして、イスラエルを行かせるので、主に祈って、雷と雹を終わらせるようにと、頼みました。しかし、彼は、雹が降らなくなったのを見て、罪を犯し、心を頑なにし、イスラエルを行かせませんでした。彼は悔い改めたのではなく、災いを避けるために、後悔をしただけです。
 神様が、私たちを立てられたのは、私たちを通して、神様の御名を全地に広めようとされるからです。神様は、謙遜な者を通して、この大きな御業を成し遂げて行かれます。ところが、神様の大いなる御旨を拒み、自ら高ぶる者は、霊的な盲人になります。神様は、心高ぶらせる者を打たれます。神様を軽んじ、うわべだけ、悔い改める者を、徹底的に低くされます。

祈り:主よ!私が神様を軽んじていたことを悔い改めます。心を低くして、心から悔い改める者になります。

一言:後悔より、悔い改め


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