聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2015]

2015年 09月 16日 (水)

出エジプト記10:1-29
妥協を退けたモーセ

Ⅰ.妥協しようとするパロ(1-11)
 神様は、モーセを通して、パロの傲慢を咎められました。そして、イスラエルを行かせなければ、いなごの災いによって、エジプトを滅ぼすと警告されました。家臣たちも、パロに、イスラエルを送って、国を救ってください、と訴えました。すると、パロはモーセを呼んで、妥協しようとしました。パロは、男だけを行かせて、主に仕えて、戻って来るようにと言いました(11)。
Ⅱ.妥協を退けたモーセ(12-29)
 神様は、妥協しようとするパロに、いなごの災いを下されました。しかし、パロは後悔するだけで、イスラエルを行かせませんでした。神様は、やみの災いを下し、三日間、エジプト全土を暗やみにされました。しかし、イスラエルが住んでいる地には、光がありました。その時も、パロは妥協しようとしました(24)。しかし、モーセは、この妥協案を、断固退けました(25)。怒ったパロはモーセに言いました。「私の顔を二度と見ないように気をつけろ。おまえが私の顔を見たら、その日に、おまえは死ななければならない。」と脅迫しました。モーセは、いのちの危険の中でも、ひるむことなく、さらにはっきりと意見を述べました(29)。一時的に見ると、妥協する方が有益に思えます。しかし、妥協は不従順です。それで、モーセは、パロが神様の御言葉に、無条件、徹底して聞き従う時まで、少しも妥協しませんでした。モーセは、途中での成功に満足しませんでした。信仰によって、チャレンジしました。

祈り:主よ!私がすぐに妥協して、生きて来たことを悔い改めます。これからは、世の潮流に妥協せず、完全に御言葉に聞き従います。

一言:妥協の代わりに、従順を


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