聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2015]

2015年 11月 04日 (水)

出エジプト記14:1-14
私たちのために戦われる神様

Ⅰ.非常に恐れ、叫ぶ民たち(1-12)
 イスラエルはバアル・ツェフォンの手前、海辺に宿営しました。その時、パウロは再び心がかたくなになり、重武装した戦車部隊を引き連れて、イスラエルを追撃して来ました。前には真っ青な葦の海、後ろには追撃して来るパロの軍隊!イスラエルはひどく恐れ、主に叫びました。また、モーセにつぶやきました。「エジプトに仕えるほうが、荒野で死ぬより良かったのです。」絶対絶命の危機は絶望の時ですが、同時に神様の栄光が現れ、信仰が学べるチャンスにもなります。しかし民たちは神様を仰ぎ見ずに、現実だけを見たので、恐れに捕らわれてしまいました。
Ⅱ.救いの神様を仰ぎ見たモーセ(13,14)
 モーセも民たちと同じ苦境に立たされていました。しかし彼は苦境の前で、生きておられる神様、救いの神様を仰ぎ見ました。彼は、神様がご自分の民を救ってくださること、を信じました。それで彼は恐れる民たちに信仰を植えました。「主があなたがたのために戦われる。あなたがたは黙っていなければならない。」(14)。モーセが信じる神様は、選ばれた民の救いのために、戦われる神様です。それで彼らは恐れずに、黙っていなければなりません。黙っていることは、何もしないことではありません。恐れと戦って、打ち勝つことです。私たちのために戦われる主が、どんな絶望の状況の中でも、私たちを救ってくださることを信じることです。

祈り:主よ!私のために戦われる主を信じ、恐れに打ち勝ちます。静かに主を待つので、救ってください。

一言:主があなたがたのために戦われる



2015年 11月 05日 (木)

出エジプト記14:15-31
葦の海を陸地とされた神様

Ⅰ.海に道を造られた神様(15-22)
 神様はモーセの祈りを聞かれ、手を差し伸ばして、葦の海を分けよと命じられました。モーセが神様の御言葉に聞き従った時、神様は一晩中強い東風で海を退かせ、海を陸地とされました。イスラエルの民は海の真ん中にできた陸地を通って、無事に葦の海を渡ることができました。私たちにも、葦の海のような障害物を目の前にすることがあります。障害物で阻まれているので、進むのが不可能なことのように思えることがあります。しかし葦の海を陸地とされた神様は、道がない中でも道を造られる神様です。この神様を信じて、障害物の前でも、祈りの手を差し伸べなければなりません。
Ⅱ.主が戦っておられる(23-31)
 イスラエルが海を渡っている間、神様はエジプトの軍隊がいる所にやみを与え、ついて来れないようにされました。エジプトの軍隊が海にできた道を渡った時、その戦車の車輪をはずされ、進むのを困難にされました。そしてイスラエルがみな海を渡り終えた時、海の水の壁を崩されることで、エジプトの全部隊が海にのみ込まれました。葦の海で救われたイスラエルは神様を恐れるようになりました。そして神様のしもべモーセを信じるようになりました。神様は、信仰がある一人の指導者を通して、その民を救ってくださいました。

祈り:主よ!葦の海に道を造られた神様が、今も生きておられることを信じます。今、障害物がありますが、道である主に頼ります

一言:葦の海にも道はある


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