聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2015]

2015年 11月 10日 (火)

出エジプト記17:1-7
岩から水を出させた神様

 イスラエル人の全会衆は、主の命令に従って、シンの荒野から旅立ち、レフィディムで宿営しました。しかし、そこでも、問題が発生しました。民の飲む水がありませんでした。すると、イスラエルの民はモーセと争って言いました。「私たちに飲む水を下さい。」モーセは彼らに答えて言いました。「あなたがたはなぜ私と争うのですか。なぜ主を試みるのですか。」
 すると、民たちは、渇きのあまりモーセにつぶやいて言いました。「いったい、なぜ私たちをエジプトの地から連れ上ったのですか。私や、子どもたちや、家畜を、渇きで死なせるためですか。」16章で、神様は民たちの食物の問題を解決するために、荒野でマナを降らせてくださいました。このような神様の恵みを受けながらも、民たちは、エジプトから救い出したモーセに対して、不平をもらしました。このまま放置しておくと、民たちがモーセを石で打ち殺そうとする勢いでした。
 すると、神様は、イスラエルの長老たちを幾人か連れ、モーセがナイルを打ったあの杖を手に取って出て行くように、命じられました。その杖で、ホレブの岩を打つなら、岩から水が出て、民はそれを飲むと約束されました。そこでモーセはイスラエルの長老たちの目の前で、そのとおりにしました(6)。
 それで、そこは、マサ(またはメリバ)と名づけられました。イスラエル人が争い、「主は私たちの中におられるのか、おられないのか。」と言って、主を試みたからです。

祈り:主よ!私が苦しみにあった時、主からの恵みを忘れ、主を試みた罪を悔い改めます。岩からでも水を出るようにされる主の御力を信じます。

一言:その岩を打つと、岩から水が出る



2015年 11月 11日 (水)

出エジプト記17:8-16
アドナイ・ニシ

 アマレクが来て、レフィディムでイスラエルと戦いました。その時、モーセはヨシュアに言いました。「私たちのために幾人かを選び、出て行ってアマレクと戦いなさい。あす私は神の杖を手に持って、丘の頂に立ちます。」ヨシュアが戦いに出ると、モーセとアロンとフルは丘の頂に登りました。モーセが神様の前で手を上げているときは、イスラエルが優勢になりました。しかし、手が疲れて、モーセが手を降ろしているときは、アマレクが優勢になりました。それで、モーセは再び手を上げました。すると、イスラエルが優勢になりました。アロンとフルは、石を取り、モーセの足もとに置きました。すると、モーセはその上に腰かけました。そして、両側からモーセの手を支えました。それで、モーセの手は日が沈むまで、しっかりそのままでした。
 ヨシュアは、アマレクとその民を剣の刃で打ち破りました。すると、神様はモーセに言われました。「このことを記録として、書き物に書きしるし、ヨシュアに読んで聞かせよ。わたしはアマレクの記憶を天の下から完全に消し去ってしまう。」(14)。モーセは祭壇を築き、それをアドナイ・ニシと呼びました。主は、イスラエルのために、代々にわたってアマレクと戦われます。

祈り:主よ!この時代、主が私のために、罪と死の勢力と戦ってくださることを信じ、感謝します。主の御前で両手を上げ、主に祈り、ゆだねます。

一言:アドナイ・ニシの神様


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