聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2015]

2015年 12月 28日 (月)

出エジプト記19:1-6
祭司の王国、聖なる国民

1.あなたがたをわしの翼に載せ(1-4)
 神様はイスラエルと契約を結ぶ前に、まず彼らをどのように救ってくださったのか、を思い起こさせました(4)。神様はエジプトに災いを下され、彼らを救ってくださいました。また、荒野の苦難から彼らを安全に導いてくださいました。それに対して、神様は、彼らをわしの翼に載せて導いた、と言われました(5)。わしが、そのひなを天の王者として育てるために、厳しい訓練をするように、神様は彼らを訓練しながら、導かれました(申32:11)。彼らの今日があるのは、神様の大いなる恵みによるものです。
2.祭司の王国、聖なる国民(5,6)
 神様は万物の主であり、主管者です。この神様がイスラエルと契約を結ばれました。その内容は、イスラエルが神様の御言葉に聞き従いさえすれば、彼らを神様の所有とし、祭司の王国、聖なる国民として立ててくださる、というのです。祭司の王国は、世の全ての人々に神様を教え、彼らを救い、神様の御前でとりなしをする国になることを意味します。すなわち、世の万民の牧者であり、聖書の先生になるのです。最も劣等感の持った奴隷の民が、このような栄光ある民になるのは、言いようのない大きな祝福です。神様が、イエス・キリストを通して、私たちを救ってくださったのも、私たちを王である祭司として立てるためです(Ⅰペテ2:9)。神様は、私たちを通して、全ての人々を御言葉で救い、食べさせることを願われます。

祈り:主よ!足りない私を救い、栄光ある祭司としての望みを置いてくださり、感謝します。私が主のこの望みに従って、生きます。

一言:祭司の王国となる



2015年 12月 29日 (火)

出エジプト記19:7-25
火の中にあって、降りて来られた神様

1.わたしはあなたに臨む(7-9)
 イスラエルは神様が結ぼうとされる契約の御言葉を聞いて、「神様が命じられたことを、みな行ないます。」と約束しました(8)。それで、神様は彼らと契約を結ぶために、「濃い雲の中で、臨む」と言われました。神様がこのように降りて来られ、モーセと語ろうとされたのは、民たちがモーセを神様のしもべとして信じるようにされるためでした(9)。私たちは、神様がお立てになったしもべを信じて、その人に従わなければなりません。
2.火の中にあって、降りて来られた神様(10-25)
 神様は、民たちが降りて来られる神様をお迎えできるように、準備させました。まず着物を洗い、自分たちを聖別し、慕い求める気持ちで三日間、待つようにされました(10,11)。そして神様が降りて来られる時、近づけないようにされました。そしてついに三日目の朝に、神様は、雷と稲妻と濃い霧と共に、火の中にあって、シナイ山に降りて来られました(18)。民たちは遠くからその御姿を見るだけで、震えあがりました。神様は、罪人たちが近づくことのできない、大きくて威厳あり、聖なる方です(12,21)。罪人たちは、誰でもこの神様に出て行くことはできません。それで神様はモーセを仲介者として立て、彼を通してイスラエルに言われました。しかし新約時代のクリスチャンたちは、キリストの十字架の血の恵みに頼って、いつでも、この栄光の神様、聖なる神様の御前に出て行き、交わることのできる祝福を得るようになりました。

祈り:主よ!大きくて威厳があり聖なる神様を賛美します。イエス様の血の恵みによって、この神様と交わることができることを感謝します。

一言:大きくて威厳がある神様


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