ヤコブとともにエジプトに来たイスラエルの者は、あわせて七十名でした。彼らは増えて非常に強くなり、その地は彼らで満ちました。やがて、ヨセフのことを知らない新しい王がエジプトに起こりました。彼は、イスラエルの民が自分達よりも多く、強いのを見て、恐れました。戦争が起こると自分達に敵対し、この地から出ていくのではないかと懸念しました。そこで、彼らの上に役務の監督を任命し、重い労役で苦しめました。しかし、イスラエルの民は苦しめれば苦しむほど、ますます増え広がりました。エジプト王は、ヘブル人の助産婦シフラとプアに、ヘブル人の女の出産を助ける時、男の子なら殺すように命じました。しかし、その助産婦たちは神を恐れ、エジプトの王が命じたとおりにはせず、男の子を生かしておきました。助産婦たちはこれらのことで王の前に立たされましたが、神様は彼女たちの家を栄えさせました。この民は、増えて非常に強くなりました。ファラオは自分のすべての民に、男の子が生まれたらナイル川に投げ込み、女の子は生かすように命じました。

　イスラエルの民は、異邦の地で増え広がりましたが、これは、神様が400年以上昔に、彼らの先祖と結んでくださった約束によるものでした。エジプト王のあらゆる圧政にもかかわらず、その約束の御言葉は成し遂げられました。人がどんな方法を用いたとしても、神様の約束の御言葉の成就を妨げることはできません。天地がなくなることはあっても、神様の御言葉は必ず成し遂げられます。私たちが約束の御言葉をしっかりと信じているなら、目に見える環境や状況がどんなに悪くとも、気後れせず、苦難を乗り越えていくことができます。

適用：苦難の真っ只中にいますか

一言：御言葉は成し遂げられます