聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2021]

2021年 01月 14日 (木)

出エジプト記 8:1-19(19)
これは神の指です

神様は、ファラオがイスラエルの民を去らせることを拒むなら、カエルの災いがエジプトの地に臨む、と伝えるようにモーセに言われました。また、アロンは杖を持って、手を川と水路と池の上に伸ばして、蛙がエジプトの地に這い上がらせるように、と命じられました。主の御言葉のとおり、アロンがエジプトの水の上に手を差し出すと、蛙が上って来て、エジプトの地に満ちるようになりました。畑にも、庭にも、家にも、さらには、部屋にも蛙がいっぱいになりました。蛙のためにファラオとエジプト人は、生活ができませんでした。ファラオはどうすることもできず、モーセとアロンを呼んで、自分と民からカエルが離れるように頼みました。モーセはファラオの言葉どおりに、翌日蛙がナイル川だけに残るようになる、と約束しました。モーセはファラオの元から出て行って、神様に祈りました。彼は自分の祈りに答えてくださる神様を信じました。神様は彼の祈りどおりにされました。蛙はファラオとエジプト人の家と庭の畑から出て行き、すべて死にました。蛙は、エジプト人では繁殖と豊かさの神とされていました。しかし、カエルの災いを介して、蛙はただの蛙であり、主だけが神であることが明らかにされました。また、ブヨの災いからも、彼らが仕える地の神は何でもないことがわかりました。呪法師たちさえ、これは神の指だと言うほどでした(19)。

世の中には、多くの神々がありますが、その神々は、実際に存在しないだけでなく、何もすることができません。ただ主だけが神であり、私たちのために恵みと力を施されます。したがって、我々は主だけを神として崇め仕えなければなりません。



適用:誰が力を施しますか

一言:ただ主だけが



2021年 01月 15日 (金)

出エジプト記 8:20-32(23)
わたしの民をあなたの民と区別する

神様は、モーセをファラオに送って言われました。「わたしの民を去らせ、彼らがわたしに仕えるようにせよ。」もし、ファラオが神様の民を去らせなければ、彼と彼の臣下と彼の民の家に、アブの群れを送ると言われました。しかし、神様はアブの災いを下されるとき、ご自分の民イスラエルが居住するゴシェンの地を区別されます。ゴシェンの地にはアブの災いはなく、ファラオの民が住む地だけにアブが満ちるようになります。

神様はこの事件で、「わたしの民(神様の民)」と「あなたの民(ファラオの民)」を区別されました。神様の御言葉どおりに、無数のアブの群れがファラオの宮殿と彼の臣下の家とエジプト全土に満ち、土地は荒廃しました。神様はエジプトの地を荒廃させる恐ろしい災いの中でも、ご自分の民を区別されました。イスラエルの民が住むゴシェンの地には、アブの災いはありませんでした。

神様は、ご自分の民を、特別な関心と愛で保護してくださいます。強大国の民として生きていくことも大きな特権です。しかし、いくら強大国の民であっても、神様が下される災いの前では、成すべき術は何もありません。神様の民だけが、恐ろしい災いから保護されます。将来、最後のさばきの座の前でも、神様の民は滅びず、永遠の命を得ます。



適用:神様の民ですか

一言:区別される


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