聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2021]

2021年 01月 16日 (土)

出エジプト記 9:1-12(5)
時を定める主

神様の御言葉にファラオは従いませんでした。彼は、イスラエルの民を去らせることを拒みました。神様は、ファラオに、神様の民を去らせるのを拒むなら、家畜に深刻な疫病が起こると言われました。ところが、神様はこの災いの中でも、イスラエルの民に属する家畜は一頭も死なないと言われました。神様は、今回の災いが起こる時を、「明日」と言われました。翌日になると、主の言われたとおり、家畜はことごとく死にました。この時、エジプトのすべての家畜は死にましたが、イスラエルの子孫の家畜は、一頭も死にませんでした。神様は、災いがどのように起こるかを明確に言われることによって、家畜の病気が偶然生じたものではなく、神様の力によるものであることを明らかにされました。神様の御手が、エジプトの地にある家畜に臨んだとき、激しい伝染病にかかってすべて死にました。

人々は、神様がもたらす災いを偶然だと考えます。しかし、神様は期限を定めることによって、神様の災いが偶然ではないことを教えてくださいます。神様はノアに、120年の期限をくださり、その期限に至った時、洪水の審判を地面に下されました。神様は、ご自分が決められた時に必ず働かれます。期限を定めて必ず裁かれる神様でおられることを信じるなら、裁きに対して備える人生を生きていくことができます。



適用:神様が定めた時に審判があることを信じますか

一言:備える人生



2021年 01月 17日 (日)

出エジプト記 9:13-35(16)
神様がファラオを立てられた理由

神様は、御言葉に聞き従わず、イスラエルの民を去らせないファラオを、全能の御手で殺すこともできました。神様が全能の御手を伸ばして伝染病でファラオと民を打たれたなら、彼らは全て世から消し去られます。しかし、神様はご自分の御言葉に従わないファラオを、生かしておかれました。その理由は、ファラオを生かしておかれることで神様の力を彼に見せて、神様の御名を世界中に知らしめるためでした。神様がエジプトの地に下された災いは、神様の力をファラオに見せるためでした。一度か二度、災いが起こるなら、それは偶然であると言えるかもしれません。しかし、繰り返し神様の御言葉どおりに災いが臨まれたことで、そのすべてが神様の力によることが分かります。神様は、ご自分の能力をファラオに見せられました。それだけでなく、全世界に神様の御名を示されました。

神様は、エジプトの地に激しい雹と雷を送り、ご自分の能力を示されました。神様は、ファラオの御言葉に対する頑なささえも用いて、ご自分の能力を示されました。神様は、従順な民だけでなく、不従順なファラオまでもご自分の能力を示す道具として用いられます。これは、全世界が主なる神様に属しているということです。神様は、善良な人だけでなく、悪い人も用いられます。したがって、邪悪な者たちや悪の世界を見て恐れて絶望する必要はありません。神様はこのような人々まで用いて、ご自分の能力を示されます。



適用:悪い人まで立てられる神様の主権を受け入れますか

一言:悪い人までも


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