聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2021]

2021年 01月 19日 (火)

出エジプト記 11:1-10(5,6)
初子の死

神様はモーセをとおして、ファラオとエジプトに十番目の災いを警告されます。その災いを受けると、天下のファラオもイスラエルの民をさらせ、しかも、早く行けと追いだすように去らせることになり、また、手に金銀の飾りを持たせて去らせることになります。その災いは本当に恐ろしく悲しいものです。エジプトの地のすべての長子と家畜の初子が死ぬ災いです。長子は、どれほど愛おしい存在でしょうか。最も大切な存在として愛します。長子は、家の中の希望であり、未来でもあります。ところが、このような長子たちが死ぬことになります。家畜の初子の死は、経済的に大きな損失になります。これによって、エジプトには空前絶後の大絶叫があるでしょう。ところが、同じエジプトの地に住むイスラエル人、動物たちには何も起こりません。これは、この災いが自然災害ではなく、神様に従わないエジプトの王とエジプトに下された災いであることを明らかにしてくれます。

神様は、私たちの人生の中で、何度も主に従う機会を与えてくださいます。しかし、その機会は永遠ではありません。神さまは長く耐えて下さいますが、最後の忍耐を終える瞬間があります。神様の愛と忍耐を蔑視して最後まで従わない生活をするなら、結局は、悲しく泣きながら歯ぎしりすることになります(マタイ13:41・42)。エジプト全土にあった空前絶後の大絶叫は、福音に不従順な人々が受ける終末の姿を示しています。私たちが神様の忍耐を軽蔑せずに、謙遜に悔い改めて聞き従い、恐ろしい最後の災いを受けることのないように祈ります。



適用:不従順になっていませんか

一言:従順でありなさい


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