聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2021]

2021年 03月 05日 (金)

出エジプト記15:1-21(3)
主はいくさびと。その御名は主

イスラエルの民が葦の海(紅海)を渡った後、モーセとイスラエルの子らは、主に向かって歌を歌い、紅海から自分たちを救われた神様をほめたたえました。主はファラオの戦車とその軍勢を海の中に投げ込まれました。当時世界最強だった軍勢を海の中に沈ませたのです。この主である神様は、イスラエルの力であり、救い主です。「主はいくさびと。その名は主」です。神様は、自ら「いくさびと」となって敵と戦い、ご自分の右手で敵を打ち砕かれるお方です。

この世には数多くの偶像の神々があります。しかし、神々のうちには主である神のような神はおらず、主のように聖であって輝き、たたえられつつ恐れられ、奇しいわざを行う神はいないのです(11)。紅海の奇跡は、主のみが唯一の神様であり、すべての神々とすべての国々に勝る真の神様であることを物語っています。今の時代においても、福音伝播を妨げる多くのサタンの仕業があります。でも、気落ちする必要はありません。主である神様が「いくさびと」となってすべての敵を徹底的に打ち砕いてくださるからです。

また、モーセは、将来、イスラエルの民を約束の地に導いてくださる神様を賛美しています。神様はご自分の民イスラエルが約束の地に入るまで、安全に導いてくださいます。その時にはイスラエルの進軍を塞いだエドムとモアブの軍勢もみな落胆して道を開けてくれます。このように神様は、ご自分の民が約束の地に住み着き、そこで主に仕える事ができるようにすべての環境を整えてくださいます。ですから、私たちはこの主である神様を徹底的に信じ、信頼すべきです。



適用:私たちの為に戦われる神様を信じますか

一言:主は私の力



2021年 03月 06日 (土)

出エジプト記15:22-27(26)
主は私たちを癒すお方

イスラエルの民は葦の海(紅海)を渡ってから、三日間シュルの荒野を歩きましたが、水が見つかりませんでした。マラという所で水を見つけましたが、そこの水は苦くて飲むことができませんでした。すると、民たちはモーセに向かって、「われわれは何を飲んだらよいのか。」と不平を言いました。こういう時こそ、彼らは神様の前に出て行って祈るべきでした。なぜなら、「葦の海(紅海)」を渡るという神の奇跡を数日前に経験したばかりだったからです。実は、飲めないような苦い水しか見つからなかったことには、神の御旨が秘められていました。神様は、それを通して、彼らの信仰を試し、鍛錬されようとしていました。私たちも時折、荒野のような険しい人生の道のりの中で、予期しなかった苦い水を飲む時があります。その時多くの人が、心に苦い根を持ち、神様に向かって苦い水を吐き出すように不平を言ってしまいます。しかし、モーセはどのようにしましたか。彼は民たちと感情的な争いをしませんでした。むしろ神様に叫びの祈りをしたのです。すると、主は彼に一本の木を示されました。そしてそれを水の中に投げ込むと、何と苦い水が甘い水に変わったのです。神様は、私たちが苦いほどの失敗をしても、それを糧にして勝利の甘い水に変えてくださいます。

神様は様々な逆境を通して私たちの信仰を試されます。その時こそ信仰が問われます。霊的な人は試練の時にもっと信仰が強くなり、以前よりも一回りも二回りも大きく成熟した信仰の持ち主として成長するのです。主は私たちの心の病を癒してくださる「癒し主」です。私たちが主の御声に聞き従い、主の目にかなうことを行うなら、神様は私たちの心の深い傷や憤りなどのすべてを癒してくださるのです。



適用:逆境に遭遇する時には、どうしますか

一言:癒し主に祈りましょう


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