聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2021]

2021年 03月 12日 (金)

出エジプト記19:1-6(6)
祭司の王国、聖なる国民

イスラエルの民はエジプトから出てきたものの、奴隷のメンタリティで生きていました。彼らは神様の民としてまだまだ未熟でした。無分別で、喧嘩っ早く、無責任で、要求ばかりしました。彼らは神様からの訓練を必要としていました。親鷲は自分の子どもを落としては翼で受け止める、という訓練を繰り返しながら、子どもが一人で飛べるようになるように助けます(申命記32:11)。神様はご自分の民をエジプトから連れ出し、彼らを荒野という鷲の翼でシナイ山まで導きました。荒野では、イスラエルの民は飢え、渇き、そして敵に直面しました。神様はそんな彼らにご自分の力とご自分の愛を教えられました。彼らは今、神様からの言葉を頂ける状態になりました。

世界にはたくさんの国がありましたが、神様はイスラエルを選ばれました。 神様は彼らに御言葉を与え、彼らと契約を結ぶことを望みました。アブラハムと交わした契約の延長です。神様は彼らが御言葉によって生きる聖なる国民になれるよう、彼らを祝福し、訓練しました。 神様は、イスラエルの民が世界の人々をご自分のもとに連れてくる祭司の王国となるように願われました。私たちが、この時代の祭司の王国聖なる国民となれるように祈ります。



適用:あなたはどんな存在ですか

一言:祭司の王国、聖なる国民



2021年 03月 13日 (土)

出エジプト記19:7-25(22)
聖別しなければならない

 モーセは民の長老たちを呼び寄せ、主が命じられたことばをすべて伝えました。民はみな口をそろえて「主の言われたことをすべて行う」と答えました。すると、主は降りて来られると言われました。モーセは、民が主を迎えるために、彼らを二日間、聖別しました。三日目の朝、雷鳴と稲妻と厚い雲が山の上にあって、角笛の音が非常に高く鳴り響く中、主は降りて来られました。シナイ山は煙がかまどの煙のように立ち上がり、山全体が激しく震えました。主は火の中にあって、山の上に降りて来られました。主が降りて来られる時、民はみな震え上がりました。アダム以降、堕落した人間は聖なる神様の栄光を見ると震え上がるしかありません。モーセは民に、栄光の主のところに上って行って滅んでしまうことがないように警告しました。

神様は愛であるとともに、恐れ敬うべきお方でもあります。人間がむやみに近づけない方です。神様に礼拝を捧げる時、恐れ敬う心をもって、自分を聖別してから主の御前に出て行かなければなりません。私たちは、私たちの全ての罪を背負ってくださったイエス様によって聖別されることで、神さまに近づくことができます。そのことを、ザカリヤは聖霊に満たされて次のように預言しました。「主は私たちを敵の手から救い出し、恐れなく主に仕えるようにしてくださる。私たちのすべての日々において、主のみ前で、敬虔に、正しく。」(ルカ1:74、75)神様を恐れ敬い、すべての悪から離れ、敬虔に生きる道をイエス様が開いてくださったことを感謝致します。



適用:主を恐れ敬いますか

一言:イエスさまによって聖別された


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