聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2021]

2021年 03月 14日 (日)

出エジプト記20:1-7(3)
ほかの神があってはならない

 シナイ山に降りて来られた神様は、イスラエルの民に十戒を与えてくださいました。第一の戒めは、主なる神様以外に、ほかの神があってはならないというものです。イスラエルの民が脱出してきたエジプトには多くの神々がいました。これから入るカナンの地にも多くの神々がいます。しかし、この世のすべてのもの、すなわち、目に見えるものも、目に見えないものも、すべて主なる神様によって造られたものです。被造物である人間は、この主なる神様にのみ仕えなければなりません。私たちが神様と同じ位置に何かを置いてそれに仕えているなら、それはほかの神を置くことになります。神様は私たちの心すべてを願われます。それは主こそ唯一の神様であるからです。

いかなる形の神をも造ってはなりません。神様は目に見えない方であり、形や空間で制限される方ではないからです。人間は、神様のかたちに似せて造られた存在です。ですから、私たちは主にのみ仕えなければなりません。主を愛し、主の命令を守る者には、恵みを千代にまで施してくださいます。私たちが偽りの神々を捨てて、唯一の神様にのみ仕えることができるように祈ります。



適用:誰に仕えていますか

一言:唯一の神様



2021年 03月 15日 (月)

出エジプト記20:8-21(8)
安息日を聖なるものとせよ

 本文は神様がイスラエルの民に与えてくださった十戒の中で、第四から第十までの戒めです。第四の戒めは、安息日を覚えて、これを聖なるものとすることです。六日間働いて、七日目は、仕事をしてはなりません。熱心に働いた人には休む権利があります。安息日は私たちが自分勝手に使う日ではなく、神様の日です。その日には、世の仕事を休んで神様と霊的な交わりをしなければなりません。主は安息日を祝福し、これを聖なるものとされました。安息日を守る人は、神様に祝福されます。新約時代になってからは、安息日は主日に変わりました。主日を神様に仕える日として区別して捧げる時、神様から祝福されます。

父と母を敬う戒めは、対人に関する戒めの中で最初の戒めです。その戒めを守る人は、長寿が約束されています。殺人は神様のかたちを破壊する行為です。姦淫は神様が定められた一夫一妻制を破壊する罪です。イエス様は心の中で犯す情欲の罪も姦淫であると言われました。盗んではなりません。隣人について、偽りの証言をしてはなりません。貪欲に対する戒めが最後の戒めです。この貪欲は偶像崇拝と姦淫、盗みなどすべての罪の根源になるからです。



適用:主日をどのように過ごしていますか

一言:聖なる日として


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