聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2021]

2021年 06月 06日 (日)

出エジプト記 24:1-18(7,8)
シナイ山の契約

 本文は、主である神様とイスラエルの民との間で行われた、シナイ山での契約締結の内容です。神様は20章から23章にかけて、イスラエル人が守るべきことばとすべての定めを言われました。彼らは、主の言われたことはすべて行いますと答えました。すると、モーセは主のすべてのことばを書き記し、祭壇を築き、十二部族にしたがって十二の石の柱を立てました。そして全焼のささげ物を献げるように、イスラエルの若者たちを遣わしました。モーセはその血の半分を取って鉢に入れ、残り半分を祭壇に振りかけました。そして契約の書を取り、民に読み聞かせました。そのとき民はもう一度「主の言われたことはすべて行います。聞き従います。」と誓いました。モーセはその血を取って民に振りかけ、これらすべてのことばに基づいて、主があなたがたと結ばれる契約の血であると宣布しました。契約とは、互いに義務を守ると約束することです。イスラエルは神様のことばと定めを守ると、神様と約束したのです。神様は、その契約に基づいて必ずイスラエルを祝福してくださると約束されました。その約束を、血をもって確かなものとされました。

 神様はこの契約を非常に喜ばれました。彼らは契約の民となりました。彼らは神様のおしえと定めを約束した神様の民となったからです。モーセと長老たちは山に登って行って、神ご自身を見て、食べたり飲んだりするほどでした。神様はそんな彼らを喜ばれました。そこで、主はモーセにおしえと命令を書き記した石の板を授けると言われました。神様がイスラエルをエジプトから救い出した目的は、彼らに主のおしえと命令を守らせるためなのです。彼らが神様の民らしい民となり、それによって神である主の栄光が表れるためです。私たちが主の御言葉を守り、神様の御国の民らしい生き方をするとき、主は喜ばれ祝福してくださいます。



適用:契約の民が力を尽くすべきことは

一言:主の言われたことをすべて行います


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