聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2021]

2021年 06月 11日 (金)

出エジプト記 28:1-30(2)
栄光と美を表す聖なる装束を作れ

 本文は、大祭司の装束に関する定めについてです。神様ご自身が知恵の霊を満たした、心に知恵のある者たちが、栄光と美を表す大祭司の装束を作るようにさせました。そして、大祭司アロンを聖別するように告げました。大祭司とは、聖なる者であり、栄光のある者だからです。エポデは肩を覆うものです。エポデと肩当てを付け、二つの縞めのうを取り、その上にイスラエルの息子たちの名を刻ませました。六つの名を一つの石に、残りの六つの名をもう一つの石に、生まれた順に刻むようにされました。そして印章を彫る宝石細工を施して、イスラエルの息子たちの名をその二つの石に彫り、それぞれを金縁の細工の中にはめ込ませました。これは大祭司がイスラエルの12部族を肩にかけて神様の御前に出て行き、祈るようにするためでした。さばきの胸当ての中にはウリムとトンミムを入れました。神様はさばきの胸当てを通してご自分の御旨を表し、イスラエル民たちが義の道を歩むように導いてくださいます。

 神様は、ご自分の選ばれた祭司長アロンとその子らを聖別されました。私たちは新約時代の福音の祭司長です。それは聖なるかつ栄光あるものです。私たちはこの時代の祭司長として、隣人のために祈り、御言葉を伝える使命を忠実に果たすべきです。神様は祭司長に栄光ある装束を与えてくださいました。神様はご自身が聖別した者には、この世の基準とは区別されたしるしを与えてくださいます。信じる者たちに与えられるしるしとは聖霊です。信じる者には、聖霊がその人の中に住まわれ、喜びと平安があり、永遠のいのちが与えられます。私たちは聖霊の御助けによって祭司長の使命を果たすことができます。



適用:福音の祭司長としてのアイデンティティがありますか

一言:栄光と美を表す聖なる使命



2021年 06月 12日 (土)

出エジプト記 28:31-43(36)
主の聖なるもの

 本文は大祭司の服とその他の衣服に関する内容です。大祭司はエポデの下に青服を着ます。その真ん中に首を通す口を作ります。その口の周りにはほころびないように織物の技法を凝らして縁を付け、よろいの襟のようにします。その裾周りには、青、紫、緋色の撚り糸でざくろを作り、そのざくろの間には金の鈴を作ります。すなわち、青服の裾に金の鈴、ざくろ、金の鈴、ざくろとなるようにすることで鈴の音が鳴るようにしました。これは主の幕に入るときのノックのようなものです。また、それは神様の御言葉をすべて守るべきであると自らに言い聞かせるためのものでもあるのです。大祭司は額の上に『主の聖なるもの』と彫った純金の印章を付けました。これは、大祭司とは主の聖なるものとして捧げられた者であることを表しています。信じる者は、新約時代の祭司長として、神様によって聖別された者たちです。額の上に純金の札をつけた大祭司のように、私たちは聖なる生き方をしなければなりません。

 大祭司ではない祭司職のアロンの子らは、裸をおおう亜麻布のももひきを着て、長服を着て、飾り帯を付けなければなりません。祭司たちは聖所での務めのために祭壇に近づくときには、それにふさわしい服を着なければなりません。ふさわしくない服を着てしまうと、神様に逆らうことになります。神様に仕えるとき、神様が告げられた定めによって従うべきです。それこそが神様の御前に近づく聖なる者の姿勢です。



適用:どんな姿勢で、主に仕えていますか

一言:聖なるものとして


<<(1)    前のページ(27)    28    次のページ(29)    (39)>>

聖書別日ごとの糧