聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2021]

2021年 08月 09日 (月)

出エジプト記34:1-35(6)
あわれみ深く、情け深い神

 イスラエルはエジプトから逃れた後、不信仰と不満を持ち続けました。モーセが神様の教えを受けようと山に登って行った間に、少しも我慢することができずに、金の子牛を作りました。モーセはひどく怒りました。彼は、神様がお造りになった二枚の石の板を投げて砕きました。それで、神様とその民の関係も崩れたかのように見えました。しかし、神様はモーセに二枚の石の板をもう一度作るようにされ、初めに書いた戒めをもう一度書き記す、と言われました(1)。イスラエルは自ら破滅の道を選びましたが、神様は、彼らの神様になることを願われました。モーセは二枚の石の板を切り取り、手に持って、もう一度シナイ山に上って行きました。神様はモーセの前を通り過ぎる時、宣言されました。「主、主は、あわれみ深く、情け深い神。怒るのに遅く、恵みとまことに富み」(6)。これは、パロや異邦の神々からは探し出せないご性質です。罪と咎のまま報いるなら、生き残る者はいません。神様はご自分のために、憐れみと恵み、慈しみとまことで仕えてくださいました。

 モーセは神様のご性質に頼って、祈りました。たとえ民たちがうなじを固くしても、罪を赦してくださり、この民を最も大切な所有としてくださるように、願いました(9)。神様は彼の祈りを受け入れ、もう一度、契約を固く立ててくださいました。神様がこと細かく戒めを教えられると、慈しみと憐みを受けたモーセの顔は、喜びの光で満ちていました。



適用:神様をどんな方として認識していますか

一言:怒るのに遅い神様


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