聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2021]

2021年 08月 10日 (火)

出エジプト記35:1-29(21)
進んで献げる心のある人に

 神様はモーセを通して、民たちに幕屋を作る用意をさせました。第一に、安息日を徹底して守りながら、幕屋を作るように命じられました。出エジプト記に、安息日を守れ、という御言葉が六回も出て来ます。「この日に仕事をする者は、だれでも殺されなければならない」と警告されました。料理をするために、火をたいてはならない、と言われました。神様は、ご自分の民が飲み食いすることに陥って生きることより、神様と深い関係を持つことを願いました。神様の御業を行なうことも、仕事より、神様との関係が先になります。

 第二に、進んで幕屋に必要な奉納物をささげなさい、と命じられました。25章でも、神様は、「進んで献げる心のある人に、持って来させなさい」と命じられました。四十日前までは、彼らは金の子牛を作るために金の耳輪をささげました。彼らは腐敗した心を持った不誠実な人々であり、滅ぼされても当然な民でした。しかし、モーセの祈りと神様の憐れみで赦しを受けました。それで今は、喜びと感謝する心で、主なる神様に奉納物をささげて当然でした。彼らは、飾り輪、耳輪、指輪、首飾り、腕輪を捧げました。金がない人は、銀や青銅を持って来て、金属がない人は糸や皮を持って来ました。豊かな部族の長たちは、エポデと胸当てにはめ込む宝石や、香料と油を持って来ました。彼らは心に感動を受け、神様がくださった分量のまま、心をこめて奉納物をささげました。教会は志願する人々を通して成長します。神様は、志願して仕える人々を喜ばれます。



適用:神様に義務感で仕えていないでしょうか

一言:自発的な心



2021年 08月 11日 (水)

出エジプト記35:30-36:38(36:8)
心に知恵ある者はみな、幕屋を造った

 民たちが進んで奉納物を持って来た時、全てのものが満ちました。あまりにも多かったため、作業がはかどらない程でした。全ての物が満ち溢れるとは、どれほど喜ばしいことでしょう。不満も伝染する力が強いですが、自発的な心も、早く波及する力を持っています。自発的な心がある時、全ての人が喜びによって、神様の御業に同労するようになります。

 モーセは、神様がくださった賜物と技術がある者が来て、聖所を造るように、と命じました。代表的な人が、ベツァルエルとオホリアブでした。ベツァルエルはユダ族ホルの孫であり、主に金属と関連したことを行ないました。オホリアブは主に鋳物に関連することを行ないました。彼らのほかにも、糸を紡ぐ知恵ある女性たちがいました。彼らは熱心に幕屋の幕、板、柱を作りました。

以上のことを通して、幕屋建築は、一個人の労力によってではなく、全ての民が各自受けた賜物のまま、献身し、同労することによって成し遂げられることを教えてくれます。幕屋を造る中で、イスラエルの民は偶像に仕えていた心を完全に清算して、神様に献身する方法を学ぶことができました。



適用:神様の御業に参加していますか

一言:献身と同労


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