聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2023]

2023年 02月 13日 (月)

申命記29:1−29(18)
異邦の民の神々に仕えてはならない

イスラエルの民たちは、出エジプトのあの大きな試み、あの大きなしるしと不思議を自分たちの目でことごとく見ました。しかし、悟る心と見る目と聞く耳を持たず、神様を簡単に裏切り、不信に陥ったりしました。それで、神様はイスラエルの民たちを荒野に導き、信仰の訓練をされました。荒野で四十年間、マナを食べさせ、衣服をはじめすべての必要を満たしてくださいました。なんと四十年の間、彼らの服も靴も傷むことなく、ずっと使い続けることができました。これは、神様が彼らの神、主であることを知るようになるためでした。それだけでなく、ヘシュボンの王シホンとバシャンの王オグとの戦争で、彼らを打ち破り、彼らの地を取り、相続地としてルベン族とガド人と、マナセの半部族に分け与えられました。ですから、彼らは神様から与えられた契約のことばを守り、行わなければならないのです。そうすれば、これから彼らがすることの全てが栄えるようになります。いま主の前に立っている民だけでなく、これから生まれてくる子孫たちも、この契約の当事者です。神様はこの契約でイスラエルをご自分の民とし、またご自分がイスラエルの神となられました。イスラエルは、今は契約を守ると言うけれども、「毒草や苦よもぎを生じる根」のような者が現れ、やがて神様を離れて異邦の民の神々に仕えるようになることを、神様は心配しておられました。もしそのようなことが起きれば、そのとき、主の怒りとねたみがその者に対して燃え上がり、この書に記されているすべてののろいの誓いが、その者の上にのしかかり、主はその者の名を天の下から消し去られます。そして、後に人々が「何のために、主はこの地にこのようなことをされたのか。この激しい燃える怒りは何なのか」と言うなら、「彼らは神様との契約を捨ててほかの神々に仕えたからだ」という答えを聞くことになります。どんなに大きな恵みをいただいても、神様を離れていってしまうことはあり得ます。だから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけるべきです(コリント第一10:12)。



祈り:私が立っていることも主の恵みであることを思い出して、今日の日も、主から離れないように助けてください。

一言:目を覚まして約束の御言葉を守り行いなさい


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