聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2013]

2013年 07月 09日 (火)

士師記1:1-2:10
その後の世代

 ヨシュアの死後、イスラエルの人々は部族ごとにカナン征服戦争をしていました。一番最初に、ユダの部族がシメオンの部族と連合して、上って行きました。ユダ族はベゼクでカナン人とペリジ人の一万人を打ちました。また、エルサレムとヘブロンとデビルとセファルなど、山地の住民を追い出しました。しかし谷の住民は追い出すことができませんでした。ユダ族だけではなく、ほかの部族も、鉄の戦車を持った谷の住民は追い出すことができませんでした。ヨシュアの時は、イスラエル全体の部族が力を合わせて戦いました。しかし、ヨシュアが死んだ後には、各部族が、それぞれ分配された地に上って行って、戦いました。その結果、カナン人を全て追い出すことができませんでした。部族が力を合わせて戦くことは複雑で、効率の悪いことのように思えます。しかし自分たちより強い敵と戦う時には、力を合わせて戦わなければなりません。
 神様はボキムでイスラエルを咎められました。「あなたがたはこの地の住民と契約を結んではならない。彼らの祭壇を取りこわさなければならない。』ところが、あなたがたはわたしの声に聞き従わなかった。なぜこのようなことをしたのか。」イスラエルの民は、この言葉を聞いて、声を上げて泣きました。イスラエルは、ヨシュアが生きている間、主に仕えました。しかし、その後の世代は主を知りませんでした。彼らは、「カナンの地の住民を打ち滅ぼせ」という神様の御言葉に、絶対的に聞き従いませんでした(申7:2)。神様を知らない世代の特徴は、自分の利益を追求することです。楽な方を選んで、生きて行きます。しかしこれは、彼らのわき腹のとげになります。

祈り:主よ!私が、自分の中にある全ての福音の敵を全て追い出し、徹底的に御言葉に聞き従うように、助けてください。

一言:神様を知らない世代


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